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【何故今、広島?/その2:広島&福知山を結ぶ線:音楽喫茶ムシカの音楽会】

広島の新聞社である、中国新聞は、社員の3分の1の114人が1945年8月6日の原爆投下で命を失った。

その中、3日後の9日に他社での代行印刷で新聞発行。「世界平和の確立」を社是に掲げ、核兵器廃絶と平和を唱え続ける事を“被爆地の新聞社としての責務”という。 これは新聞人、マスメディアの“義務”を如何なる状況下においても遂行すると言う信念のなせる行為だと感じた。 これは 広島の話では無い。広島と長崎の話でも無い。これは“日本の”を通り越して、全てのmankind 、即ち人類の問題なのであって、原爆の悲劇の実態を経験した国である日本人が、戦後80年の今、今こそ、我々に平和の為に何が出来るか をもう一度、考えたいと思った時に、広島の戦後の音楽界とは切っても切れない音楽喫茶「ムシカ」のピアノを囲んで広島の音楽と関西の音楽家が集い平和についてもう一度見つめ直すと言う音楽会を急遽開くことにしました。 今、ムシカで永年演奏会に使われていたグランド・ピアノは福知山城の三の丸にあるビルに置かれている。毎年1回、平和のコンサートを開催しているが今年は2回目になる。 先に述べた中国新聞の記者もアマチュアのピアニストとして参加する。又 被曝ピアノ「明子さんのピアノ」に関する著書を表した記者も来福し 音楽喫茶ムシカが本当の意味で戦後の広島の復興に於いて 広島の人々の心の灯火であった事を知り、このピアノを通して平和について、又、広島、長崎のことを音楽を通して次の世代に語り継ぐ事が義務の様に思えてならない。 時に 音楽にはとてつもない力を発揮することもあり得ると信じているワンおばちゃんである。 12月13日、広島、長崎から福知山、そして世界へ皆んなの平和の思いが届きます様、心から願っています