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ドイツのオーケストラで演奏する女性の割合は40%。なお楽器別最高はハープ。

ドイツの雑誌Das Orchesterの調査結果によると、2020年、129あるドイツのプロオーケストラに所属する9,884人の音楽家のうち、女性の比率は39.6%だったそうです。そのうち女性演奏家の割合が平均以上だったのは73団体(56.5%)だったそうです。

https://www.diapasonmag.fr/a-la-une/quelle-place-pour-les-femmes-dans-les-orchestres-allemands-34165

・・・・なるほど。

っていうかドイツには129もプロオーケストラがあるのか!とそこに驚きますやんか。「東京にはいったいいくつプロオケがあるんや?」というのは時々外国人と話をしていて話題になることですが、日本全体で眺めますとプロオケはそんなにないでしょう。

ちなみに公益財団法人日本オーケストラ連盟に加盟している団体は全部で38やぞ(全部そらで言える人しゅごい!)。

で、ドイツ。楽器別の調査もされていて、ハープ93.7%、フルート65.4%の順に女性の比率が高く、逆に一番低いのはチューバの1.9%、トロンボーンと打楽器が4.6%ずつ。なるほど。弦楽器奏者は49.6%が女性だが、高いポジションを持つ女性の割合は32.7%と下がる。定期演奏会で女性が指揮したのはわずかに7%で、女性作曲家が採り上げられたのはプログラム中わずか2%以下。ソリストは40%が女性。なるほどなるほど。

もっと詳しいことが知りたい方は雑誌Das Orchesterを購入するか購読してください(ドイツ語です。なお私はDiapasonというフランス語の雑誌に載っている記事を機械翻訳で日本語にしてもらっています。ドイツ語もフランス語もわからないのよ)。

そもそもベルリン・フィルには1982年まで女性演奏家がゼロだったことを考えると時代は変化していることがわかります。ゆっくりと、確実に。ただし、女性がキャリアにおいて男性より多くの困難に直面していると感じてる割合は93%と、まだまだ高いようです。この数字だけ見てもわからないこともある、という声もございますから、数字だけに踊らされるようなことがあっては行けないと思いますが、なんとなく各国版も見てみたいものですね。そして日本はどうなってるんでしょう。案外女性率は高いんじゃないですか。