ピッツバーグ・ポスト・ガゼット紙(ペンシルバニア州)がアメリカのフリーランス音楽家の状況を報じています。
これを読むとかなり前向きな感じ。
いきなりですがペンシルバニアは、どこ?ニューヨークのすぐそば。かなり四角形に近い形をしていて、州の右下にあるのがフィラデルフィア、左下にピッツバーグ。はい、アメリカの地理のお勉強ができました。やったあ!
さて、アメリカの音楽団体の現状はどうなのでしょう。パンデミックが始まった当初はだれもが2008年のリーマンショックのような危機を懸念していたようですが、いまのところリーマンショックのときと違って公的機関や民間企業の支援を受けることができており、大きな団体に損失はそれほど発生していないそうです。むしろコンサートがないことで支出が大幅に抑えられているという状況なんだそうです。そう、コンサートはお金がかかるからね(コンサートをしないとお客様が離れていってしまうかもという恐怖感や危険性があるわけですが)。
一例としてピッツバーグ交響楽団の給与カットについてかかれていますが、2020年4月の段階で10%、7月の段階で20%、そして最後には25%のカットとなり2020-21シーズンの最終的に基本給は10万1,180ドル(1,110万円ぐらい)になった、とあります。いやーそれでも10万ドルもらってるとか文字通り1000万プレイヤーや!(うまいこというな)
ではフリーランス音楽家の事情はどうなのか?
もちろん、成功例だけではないと思うんですが、音楽の仕事がない間、別の職に就いたり、新たにビジネスを生み出したりした人たちがいる。人によっては、パンデミック前よりも収入が増えたというケースもあるらしく、アメリカのフリーランス音楽家はしぶといもしくはアメリカは強い。記事を読んでいてそのように感じました。
コードを勉強したやつ(和音じゃなくてプログラミング)、生命保険の代理店をはじめたやつ(断然高収入なんだぜ、だそうです)、スポーツジムでバイトしてるやつ、そして、盆栽を育ててるやつ。最後の盆栽っていうのがちょっと意味不明すぎて微笑する。「私はドラムで即興演奏が出来るのだが盆栽もドラムと同じでパズルのようなもので、木の種類に応じて可能な範囲で即興演奏をするという点が似ている」。なるほどなあ。
私の自宅の近く、歩いて行ける所に素晴らしい盆栽が並んでいる歴史的建造物があるんですけれど、盆栽、じつは私もほんのちょっとやってみたいなと思ってるんですよね。盆栽って、クールですやんか。