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ウィーン国立歌劇場はさらに入場を制限。ワクチン接種+48時間以内の陰性証明が必須

木曜からウィーンに行ってくるから、と行っていたドイツのあるマネージャーより昨夜メールが来て、ウィーンに行くのやめたから、という。なぜなら、ウィーンの状況がめちゃくちゃ悪くて不安だから、ということだそうです。なるほど。

確かに見てみますと超急激なカーブで上昇していて、過去最多を更新している。現在オーストリアでは全国でワクチン未接種者を対象にロックダウンを実施中です。ワクチン2回接種率は65%程度と、日本よりやや低いとはいえかなりの数の人達が接種を済ませているにもかかわらずこの数というのはやはりなかなか考えさせられますね。

結果としてウィーン国立歌劇場は、ワクチン2回接種者(3回でも同じ)および回復者以外入場できなかったところ、さらに48時間以内のPCR検査の陰性証明を持ってこなければ入場できない、という追加の入場制限を課したそうであります。

https://www.diapasonmag.fr/a-la-une/l-opera-de-vienne-test-pcr-obligatoire-pour-tous-35793

ほんまか、という方は「親愛なる聴衆の皆様」ではじまるこのリリースを読んで:

https://www.wiener-staatsoper.at/service/karten-abos-zyklen/covid-19-informationen-2g/

ウィーン国立歌劇場の直ぐ側にPCR検査施設があり、そこを利用してくれてもいいと書いてある。前日に行けば30ユーロ(3900円ぐらい)、当日なら40ユーロ(5200円ぐらい)。うん、高い。抗原検査でもいいのかな?それは開演30分前まで受付で9.90ユーロ(1300円ぐらい)、とも書いてある。

オペラ行くのに最低1300円、最高5200円もの追加料金がかかるとなると、行く人の数はガクッと落ちますよねきっと(落ちないかも知れないけれど)。

それにしても日本が驚異的に低い数値で頑張っているのはどうしてか、そして今後どういう風に推移することになるのか、という点はなかなか憂慮すべきなのではないかと思いますが、引き続きマスク手洗いそのほか頑張ってまいりましょう。

日本人はマスク着用率も高いし、普段からあまり大声で話すこともしない、これはかなり効果あるんだと思いますよ。ウィーン国立歌劇場の新しい規制はマスク着用を必須としていない。これ必須とした方がいいんじゃないのと思うのは私だけでしょうか。

「国際会議で一番むずかしいことを知っているかい?それはインド人を黙らせることと、日本人に話させることだ。」「ダーッハッハッハ!!!!!」。こういうジョークがあることをわれわれはもっと知っていた方がいい。