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マイケル・ティルソン・トーマスの体調不安

脳腫瘍で闘病中のマイケル・ティルソン・トーマスが、体調不安からニューワールド交響楽団の芸術監督を退任することになりました。自分の人生を見つめ直し、(この楽団に対する)管理責任を減らしていく、と発表。

ニューワールド交響楽団?という方のために簡単に説明すると、ユースオーケストラです。フロリダのマイアミビーチが拠点。もっと詳しいことはWikipediaへどうぞ。

https://operawire.com/michael-tilson-thomas-steps-down-from-new-world-symphony-due-to-medical-condition/

https://www.theviolinchannel.com/tilson-thomas-steps-down-as-artistic-director-of-new-world-symphony-announcing-brain-cancer-diagnosis/

ティルソン・トーマスの同楽団への関与は1987年の設立以来34年に及んでいて、1200人の若者たちが演奏してきた。ここから世界のオーケストラに就職をしていったということで、それに関してティルソン・トーマスは大変誇らしく思っているとのこと。

現在脳腫瘍は押さえられており、昨年11月よりサンフランシスコ交響楽団には復帰したものの、進行性の高い脳腫瘍の一種、多形性グリオブラストーマという診断を受けており、楽観視はできないそうです。

「しばらくはここにまだとどまります」「仲間とともにステージに立つ瞬間はどれも素晴らしい思い出となるのです」「これからも作曲を続けし、書き続けるし、あなたや私の考えを熟考していきます。ゆっくりと考えたり、料理をしたり、愛する人たち(2本足であれ4本足であれ)と過ごす時間をふやそうと思います。人生は貴重だ」

ご健康をただただお祈りします。