モスクワのボリショイ劇場が「軍事作戦」で死亡した兵士の家族のためのチャリティイベント《オープン・カーテン》を開催した。これはハチャトゥリアンのバレエ《スパルタクス》の上演に合わせて行われたもので、「ロシアの聴衆を助けるため、またドンパスから避難する人々への支援のため」とロシア文化省は説明。寄付金は兵士の遺族に寄付されるという。
ボリショイ劇場総裁のウラジーミル・ウーリンが舞台に出て「この国にとって困難で厳しい時代だからこそ、誰もが自分のできることをすべきなのだと思います。そしてこのカーテン(緞帳のことか)を毎日開けられることが幸せだ」と語ったたそうです。ロシア語はわかりませんのでどういう風に語ったのかはわかりませんが、上のように語ったと言われるYouTube動画はこれです。
ロシア人兵士も亡くなっているということは事実であり、その兵士たちに悲しむ家族がいるというのも事実でしょう。しかし一方的に侵攻されているのはウクライナであり、兵士のみならず一般市民も拷問され惨殺されている。子供たちさえ殺戮されている。街は瓦礫になっている。そしてウクライナの劇場ではカーテンが毎日開くどころか、閉じたままである。チャリティイベントを開催することなどできない。
ロシア政府を擁護することはできない。