みなさんご存知でしたか、松ぼっくりは乾燥すると開き、水に漬けるとぴったり閉じるんだぜ?大層興味深かったため、明けたり閉めたりを繰り返しやっています。やられる松ぼっくりとしてはたまったもんじゃないでしょう。あいたとおもったら閉じる。あいたと思ったら・・・閉じられる。ってそんな話やないねん!!
マリア・ジョアン・ピリス。かつて引退を表明していましたが、その後も演奏の予定が入っているようだ、という情報もあったりして、どうなっているのか、と思っておりましたが、やはりというかなんというか、ポツポツと演奏をしており、先日もバルセロナで演奏しており(下野竜也指揮バルセロナ交響楽団。へー!)、このたびルール・ピアノ・フェスティバルという、ドイツのたいへんメジャーな場に戻ってくる、ということのようでございます。
彼女のFacebookページをさかのぼっていきますとたしかにポツポツと弾いている。例ののっぽのおじさん(デュメイ)と演奏している写真もあるよ。とりあえず私が目にしてあれまあと思ったのKlavier-Festival Ruhrです。今年の5月に演奏する模様。しかも完全なソロ・リサイタルのようです。プログラムは以下の予定。
ベートーヴェン:悲愴
ベートーヴェン:31番
ベートーヴェン:32番
なるほど。
ピリスは1944年うまれ今年で76歳。難しいのだろうなと思います。音楽家になるような人というのは、内側からのふつふつと湧き出る音楽をやりたいという情熱があるわけで、その情熱は枯れた、とかいう事になったとしてもやっぱり時間が経てばまたふつふつと、、、、というような事にもなろうかと思うんですよね。
ピリスの周りには若いアーティストが集っているらしいから、その若者たちから「マリアもっと演奏してよ!」「マリアは演奏しなきゃダメだよ!」などと励まされ、そうかしら・・・・・ふふ、となったのでは、とも想像いたします。いいね、若者には勢いがあっていいね(勝手に想像するたいへん失礼なやつ)。
ハッピー・ロング・リタイアメント!!とはなかなか行かぬものですね。いやはや、今後も、畑仕事の合間に、気が向いたら都市へと出かけ素晴らしい演奏を聞かせてくれると嬉しいです(果たして再来日があるのかどうか)。
全然関係ないですけれど、ピリスはポルトガルの人です。あるスペイン人から聞いた話ですが、ポルトガルの食べ物は最高、特にコスパを考えればめちゃ最高だそうです。ワインもコスパ最高、人も親切だし、リスボンに住んでみたいと思うよね!とのことです。いいなあ。ただし、ポルトガル人は、上昇志向があまりなくて、我々のように勤勉ではないんだ、とも言っていました。なるほどなあ。スペインだってゆっくりしているように思いますけれど、勤勉な人はすさまじく勤勉です。
以上、本日は学生の頃の「始発で帰る」というおよろしくない行動以来の、というか、人生史上もっとも早い電車に乗った朝に投稿しております。(これは自分への忘備録として書いておくのであります。4:53の電車に乗ったんだぜえ?)