皆様もニュースでご覧になっていますでしょうか。ヨーロッパが厳しい状況に直面しています。
チェコ、イタリア、ベルギー、オランダ、スペインなどで次々と劇場が閉じていますが、フランスとドイツというEUを代表する2大国も揺れている。スイスでも劇場が閉鎖。各国に住んでいる知人友人音楽家たちのため息や嘆きの声が次々と聞こえてきています。
●フランスは再びロックダウンしました。EU内であれば国境をまたげるようですが、EU外の国境は封鎖。少なくとも12月1日まで。冬将軍が猛威をふるいはじめたのか。Alas…
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65589500Z21C20A0MM0000/
私は今週月曜日パリの領事館に電話したのですがそのときは「フランス人にビザは出ている」との回答でした。つまり、フランス在住で、フランスのパスポートを所持している個人であれば、興行目的での来日が可能な状態になっている、と確認をしていましたが(14日間隔離や陰性証明そのほか細かい制限はあります)、それがいま、また不可となりました。来年の2月、フランス人アーティストの招聘業務に関わっているのですが、12月以降どうなるのか。
●ドイツも部分的にロックダウン。劇場はすべて閉鎖します。これは来週の月曜から11月末まで。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO65589380Z21C20A0MM0000/
●スイスも50人以上のイベントは禁止。チューリヒ歌劇場、トーンハレ・マーク(トーンハレが改装中なんで代わりに使ってるホール)も閉鎖、ルツェルンのベートーヴェン音楽祭も中止。
以下は細かな規定の書かれたswissinfo.chのウェブサイト(日本語)ですが、URLが鬼のように長かったのでbitlyで短縮しました。
日本はいまのところ大崩れしていませんが、冬はやはり不安ですね。壊滅することなくこの冬が乗り切れるかどうかが今後の3-5年つまり中期を占うにあたって大きなポイントなのかもと思っています。皆様、今日も明日も明後日も、なんなら寒い間中ずっと、ご安全に。