ロンドンのロイヤル・オペラが所蔵していたデイヴィッド・ホックニーの絵画が競売にかけられる、という話を最近お伝えしましたが、
クリスティーズの予想していた最低価格ではありますけれど、1,100万ポンドで無事に落札されていたそうです。手数料込みで1,280万ポンドって書いてあったけど、それでも約17.6億円。高い・・・・。その後、英国の億万長者デイヴィッド・ロスという人物が買ったという噂が流れていたそうですが、それが事実で、絵画がロイヤル・オペラに戻される(というか無償で貸与とかそういう形なのかも)ということがわかったのだそうです。素晴らしい話ですわ。
クリスティーズのツイッターにも↓
David Ross has confirmed that he acquired #DavidHockney‘s Portrait of Sir David Webster, securing the work for public view. The painting will be returned to the @RoyalOperaHouse and will also be exhibited at the @NPGLondon when it reopens in 2023: https://t.co/TZMxz5YTiM pic.twitter.com/X1WZfensPr
— Christie’s (@ChristiesInc) November 20, 2020
デイヴィッド・ロス氏とは、誰なのか。ロイヤル・オペラ理事会の理事長に今年7月に任命され、9月1日から就任している人物。詳細はロイヤル・オペラのサイトも見てね。
https://www.roh.org.uk/news/royal-opera-house-appoints-david-ross-as-chair-of-the-board-of-trustees
イギリスの起業家、芸術に対する慈善家。カーフォン倉庫グループという企業の共同設立者。ロス氏は現代アートを愛し、芸術の様々な分野に対して情熱を注ぎ、支援している。子どもたちに教育やコミュニティプログラムを提供するなど、様々な活動を行ってきた。ロイヤル・オペラの全国的規模での教育プログラム実施に意欲を見せているそうです。すごい。
その資産価値は2008年のピーク時に14億ドル(約1,520億円ぐらいか)だったそうで、イギリスで最も裕福な100人に選ばれていた、世界億万長者番付843位だった。2020年の資産価値は6億4200万ポンド(約884.65億円)、以上Wikiにあったことをそのまま書きだしただけ。
うむ・・・・。ってか14億ドル持っていても世界100位にすら入らないんすね。
884億円持ってる人が17.6億を出したっていうのは、全資産の2%近くを出したということですよ。高いのか安いのかわかりませんが、かなり思い切った買い物になるんじゃないですかね。数字が大きすぎて全然理解できないんですけれど。
それでは、いつも話題になるやつ。長者番付ランキング2020を見てみますか。ビル・ゲイツ(マイクロソフト)とかウォーレン・バフェット(投資家)がいつもだいたい上位に入っているやつ、どうぞ。
https://yorozu-do.com/sekaichoujabandzuke/
これによれば2020年の1位はジェフ・ベゾスで1,130億ドルだそうです。うお、1位はさすがに桁が2つも違うな。12兆円ぐらいか。本当に意味がわからない。なお日本の2020年度の予算は102兆円だそうです(→NHK)。