直感的に「この組み合わせはなかったな」と思ったのですが、やはりそうでした。アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)とマルタ・アルゲリッチ(ピアノ)が、すなわちクラシック音楽界の偉大なる才能、女帝と神様がなんとハンブルクで来月初共演!ドドーン!!うわっ、うわーっ!!!!
https://www.symphonikerhamburg.de/konzerte/konzert-3-904/
これはやばいことになるかもしれませんよ。ムターとアルゲリッチって、相性がのかと問われたらたぶん抜群やとは言えないんではないかと思うんですが、初共演ですよ。なにがどうなってどういう風になるんかはやってみないことには判りませんから、いざ演奏が始まってみたら手に汗ダラダラ、お目々は血走り、聴衆の心拍数は極限にまで跳ね上がり、呼吸も激しく乱れる・・・!
かもしらんし、シラーっと最後まで淡々といってしまうかも知れない。
そんな驚くべき組み合わせ(当社比)が実現するというから、音楽ファンは結集スべきだと思うんですよ。しかし会場がハンブルクとあっては、ねえ。やっぱりなかなかむずかしいすよねえ。・・・安心して、オンラインでも見られるみたいだから!!(白々しい)
アルゲリッチ対ムター、さてどちらが勝利するのか!!ぜひ多くの皆様にも見届けていただきたいと心から願う次第です。なお勝敗はつきませんので、ねんのため。
このコンサートはハンブルクのライスハレという、エルプフィルが出来たためにちょっと存在が霞んじゃってるかも?というホールで行われる第3回アルゲリッチフェスティバルの一公演です。6月19日から30日までの12日間。
出演者がまたおごっていて、アルゲリッチ様とムター様に加えて、クレーメル、マイスキー、R.カプソン、コワセヴィチなどいわゆるひとつの「常連組」に加えて、バレンボイム、バルトリ、ピリス、カンブルラン、なんかが共演します。全プログラムが見たいという方、ここから心して見よ!
https://www.symphonikerhamburg.de/news/martha-argerich-festival-2021-333/
「ドイツ語のページ見るのだるい」というめんどくさがりな方のため、特別に私めが、全演奏曲目と共演者名を書き出しました。感謝したまえ。うそ、感激しながら眺めて。
6月19日 曲目未定(バレンボイム、バルトリ?)
6月20日 シューマン:ピアノ協奏曲(カンブルラン指揮ハンブルク響)
6月21日 モーツァルト、フランクのソナタ(ムター)、メンデルスゾーン:トリオ(ムター、マイスキー)
6月22日 プロコフィエフ:フルート・ソナタ(バーナー)、ショスタコーヴィチ:チェロ・ソナタ(マイスキー)
6月24日 モーツァルト:4手のピアノソナタK521(ピリス)
6月25日 ヴァインベルク:ヴァイオリン・ソナタ5番、シューベルト:ヴァイオリン・ソナタD574(クレーメル)
6月26日 シューマン:ヴァイオリン・ソナタ(ホッス=レゴツキ)
6月27日 リスト:悲愴協奏曲(ジルベルシュタイン)
6月28日 ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ8番(カプソン)
6月29日 ムソルグスキー:死の歌と踊り(フォレ)
6月30日 バルトーク:2代のピアノと打楽器のためのソナタ(ゲルナー、ゲラシメス、、ベーム)
6月23日のたった1日だけの休みを除きなんと11日間アルゲリッチが出演!!全曲演奏するムターの日を除き、1曲あるいは2曲のみの参加ですが、それにしても来月80歳になるおばあ、、、いえ、お姉様の体力はどうなってるんや。リハーサルとかどうすんねん。ほんまばけもんやで(狂喜)。