本日、緊急事態宣言の詳細が明らかになるのでしょうか。どういう内容になるのか音楽関係の皆様も固唾を呑んで待っている、という状況でしょうか。昨年の宣言とは異なるということだそうですが、コンサートやイベントに関してはどうなるのか。
そんな中の破産のニュース2件。昨日ラインで知ったのですが、コロナで新年早々、2つの国内のクラシック音楽関連団体の破産が明らかになりました。いずれもニュースになったのは昨日ですが、両団体ともに破産開始決定は昨年12月23日。両者ともにヤフーニュースに出てました。
日本で草分け的存在のクラシック音楽事務所の新演が破産(Yahoo!ニュース:1/6(水) 11:16配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b0f63bd9022c6651348b8a4b2725590516ebcb8
東京室内歌劇場 破産手続き開始決定受ける(Yahoo!ニュース:1/6(水) 11:24配信)
https://news.yahoo.co.jp/articles/517fde2ed07e5562449118598b9acb9f15891e26
新演、かつての新演奏家協会の事は、業界の中の人以外にはあまり知られていないかもしれませんが(すいません)、古くからある老舗団体です。邦人のリサイタルを主に手掛けていたという印象。アーティストリストはここにあります(いつまで見られるかわかりません)。
それにしても、ヤフーニュースには昨年12月の段階での「年収入高は1500万円」と書いてあって震える。これはさすがに少なすぎると書かざるを得ない。公式ツイッターの投稿は1/4がいまのところ最後。今週日曜に予定されていたコンサートが延期になることが書かれています。公式サイトの今後のスケジュールには今年7月までの分が掲載されていますが、これらの公演をどうするのか、今まさに話し合いが行われているか、これから話し合いが行われるのでしょう。
東京室内歌劇場については、破産手続き開始となっているもののよく読むと「事業については関係会社の一般社団法人東京室内歌劇場が継続している」ともあります。エキサイトのニュースを読むと、主要業務は一般社団法人が業務委託を受けていたとある。
https://www.excite.co.jp/news/article/Tsr_tsr20210106_01/
最初からあった団体は潰れるが、後になって作られた一般社団法人(2013年6月3日設立とあります)があるから今後もかわらない、という感じかなと。