何度か海外で邦楽のコンサートを企画した時、多くの聴衆が虜になるのを見て、何時も世界に向けて発信するアーティストをと目を光らせて来た。「これは是非、皆に聞いて欲しい」と主催者に頼みー込んでニコニコチケットを特別に作って頂いた。MCS主催ではないけどMCSのみの扱い
何が悲しいと言っても、ロンドンや他のヨーロッパの都市でほんとに大喝采に包まれる邦楽の素晴らしさを、海外の聴衆が認めてくれて「次は何時連れてきてくれるのですか?」とせがまれるぐらい熱心なのに、お膝元の日本では何故こうなってしまうのか。
だから、自分が主催していなくても皆に聞いてもらいたいと思いニコニコチケットを作ってもらって、「懐は痛まない」程度の価格で素晴らしい一級の音楽を聴いて欲しい。そう思ってLondon時代のミステリーチケット(どこに座るかは当日までわからないからミステリーから来たMチケット)をお願いして、会員のみならず皆に声を掛けている。「お節介なワンおばちゃん。人様の主催の公演チケット売るより自分の主催公演のチケットを売ったらいかがですか?」ともよく言われる。
何処の企画、主催に関係なくいいものはいい。自分のやっている公演だけ来ていただければ良いと言う姿勢ではconcert goer は増えない。未来の音楽界のために今音楽愛好家を増やす努力を小さな処から始めたい。17年前からロンドンでMチケットの案内を初めましたが少しづつではありますが音楽愛好家は増えています。最初はまず懐の痛まないところで、1枚のチケットを買って、上質の音楽を………もっと日本の文化芸能に触れて欲しい。今回はMチケットと言う言葉をご存じのない方が多いので、ニコニコチケットと言う名前でご案内しております。 自分の国の文化を我々日本人が大切にしなければ、誰が大事に思ってくれるのでしょうか。不思議なことに今購入されてる方は、半分以上が外国人です。