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リーズ国際セミファイナルについて多数の怒りの電話

忙しくってリーズ国際をフォローしていなかったら、MCSの複数のアーティスト達から怒りの電話が多数掛かり、牛田智大さんがファイナルに進めなかった事を知る。「牛田智大が落とされた事に全く納得がいかない。こんな審査許せない。ふざけるな」

違うピアニストは現地で実際演奏を聞いたらしく「これは正にコンクールのpoliticsだ。 審査員達はおそらく女性の数をファイナルにちゃんと用意しなきゃいけない。それに今回は某国のスポンサーだから、そりゃ某国に対して配慮なくちゃねと考えたのだろう」

30年前の有名なコンクール嵐、イーゴル・カーメンツの言葉を思い出した「コンクールは結果など考えず入場者数とかも一切気にしないで、ただひたすら演奏に集中して、自分の全てを出し切って良い演奏をすれば、それでいい。結果を気にするなら出ちゃいけない。僕にとっては、本当に僕の演奏を聞きたいと思ってる人たちが聞いてくれる1番の機会だと思っている。そして知り合いもできるし、いろんなコネ作れる。結果なんてその時は嬉しくても、常に新しい優勝者が次から次へ出て来る。Russianルーレットに参加する位のつもりになれない人は、心が痛むから辞めたほうがいいんだ。遊びだと思う気持ちがなければだめだね。こんなの」

今でもブゾーニ国際や1990年のチャイコフスキー国際のカーメンツの演奏は焼きついている。どうやら牛田智大は更に国際的レベルの認知を更に深め、かなりの大物音楽家達を感動させたようだ。ある意味で心からbravoを捧げよう。(機会があればお伝え下さいと電話で頼まれたが、自分が直接言うと差し障りがあるのでと言われた)

リーズ国際に対する英国の著名評論家のコメント
先に書いた、怒れる某ピアノニストが送ってきました。怒っているのは自分だけではないという気持ちなのでしょう。同コンクールの運営の問題を指摘しています。早めに皆様にと思ったのでこのまま掲載します。必要な方は翻訳アプリ等お使い下さい。