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30年前の夜中の電話

今日は阪神大震災から数えて30周年になる。

丁度地震が起きた数時間前の母殿の電話が忘れられない。 「ウチのエディー(愛犬の名前)もお隣の犬も、もうご近所中の犬も猫も皆んな1時間前ぐらいから大合唱で鳴いて眠れない」と午前3時ちょっと前に掛けてきた。当時やっと携帯を使い始めた頃で、何事と電話をとったら、バックの犬猫合唱が電話越しにも確かに聞こえて来る。しかし午前3時「いい加減にしてよ。何時だと思ってるの」「いやー、こんなの初めてかも」戦後直ぐの南海地震を経験した父は「地震かも」と言う。

「ふざけたこと言わないで早く寝て下さい。こんな時間に、もう起こさないで」と私母は冗談混じりに「もしかすると本当に地震かも」

まさかと思っていたら午前6時のニュースで震災を知る。3時間電話をかけ続けたが電話は繋がらない。やはり本当だったのか。 後で母に聞くと我が家の犬はキャンキャン鳴きながら母の寝巻きを噛み 引っ張り庭へのドアを開けるよう必死に促していたそうだ。 誰もが動物たちのメッセージを真剣に受け止めなかったのだ。

家族を一人その時亡くしたので、今日は胸いっぱいなので続きは明日……. 自然を馬鹿にしてはいけない。 動物は知っていた……… なのに東京でこんなにタワーマンや埋立を次から次へと造って大丈夫なのか。当時と違って、タワマンでは、犬や猫は人間に警笛がわりに鳴いて知らせてくれることも出来まい。 本当にバビロンの塔に住んでいるんだは、我々は