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リュビモフ 久しぶりに名古屋へ

リュビモフ「今回名古屋はないの?以前こじんまりとしたとっても良いホールだったよね?」「ああー、あそこでは今うちのアーティストは演奏していないんです」「そうかあそこも新しいと思ってたけど壊されてしまったのか?」 「いや、そう言うわけじゃないけど今、ルンデと言うところで」「MCSのアーティストって僕を含めて好きなプログラムやるからきっと嫌われるんだよね。ヨーロッパでも最近“売れるプログラム“って言うんだけど、この歳になると”そんなことやってられるか。やりたい曲が音楽になるんだ”と言うことになるね。だから小さな音楽事務所や団体がいいんだよね。そこには自由があるからね。それでベルリンのクリストフォリとか画廊なんかでも最近までよくやって来たんだ。ヨーロッパだと当日プログラム少し変えても何も言わないからね」 「まっ、ここはベルリンのクリストフォリと思っていただいたらいいでしょうね。ただしピアノは一台ではありますが。でもここは日本だからあんまりプログラム変えるのって

ですよ」「ホールって建物より企画や責任者によってガラって変わってしまうんだよね」「そうですね。ロンドンでもウィーンでもそうでもそうですよね。だからうちは五反田と蒲田が多いんですよ。演奏者が一番やりたい事をやれる様にする為にはそうなりますよね」「ロンドンのあのプーシキンハウスもハイドパークの前の教会もよかったね」「演奏会って演奏者一人ではなくってホールと企画者と共に作り上げていくもんだもの。建物があっても全く別ものになってしまうんだよね。ソビエト時代もそう言うのいっぱい見て来たから。“下手くそだからリュビモフはダメだ”と言われたんじゃなければいいや」「下手くそ、なんて言われた事あるんですか」「その前に弾かせてもくれないし、ドアすら開かないよ」「まっルンデはマエストロをwelcome with open arms なので、最後の“やりたい放題”で名古屋の人々をケムに巻いて下さい」「それってプログラム変えていいっと言う事?」「そんなこと言ってません…….」

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