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再び平和を考えるをテーマに

今回の4月のコンサートから、本年の年末までの一連のコンサートは戦後80年を記して、再び私たちが平和から遠のくことのない様に“今一度、立ち止まり、再び平和を考える”をテーマに企画しました。如何やら人の歴史は戦争とは無縁という訳にはいかない様です。しかし歴史は証明していますどんな戦いにも必ず終わる時が来る」その日が近いことを、そして同じ間違いを又、再び起こさない様に……..

今年度のこのシリーズはリュビモフ、イワノフにググニンに相談して2年近く考え抜いて最終的にこの様な形にやっと落ち着いたものです。リュビモフのこのビデオには彼の平和への気持ちが溢れています。リュビモフはジェフスキーの「不屈の民」を委嘱初演したオッペンスが自分の2ヶ月後に同じホールで演奏をする事を聞き、大変喜び、「このシリーズは、有名なホールや都心のど真ん中みたいなところでやるものではない。本当に聞きたい人たちだけが、集まって音楽のメッセージを分かち合う空間を共有することに意義がある」

今回はリュビモフの最後のソロだったので、清水から飛び降りて署名ホールを取ろうとしましたが、何度提案しても却下されました。リュビモフ曰く「このホールの音響とい空間が好きなのです。本当にあなたは良いホールを見つけてくれた。私はここが大好きです。そしてこのシリーズはここが1番お忙しいと思います」

多くのこの業界のプロがアドヴァイスをくれました「あんなところでやるなんて巨匠に失礼です」とか、「そろそろ五反田卒業されたらいかがですか?」「未だ教会でやっていらっしゃるんですか?お宅のアーティストは気の毒ですね」とか…..リュビモフに一喝されてしまいました「聞く可き意見に耳を傾けて聞くべきでないものは無視しなさい。学生じゃあるまいし」このビデを何度も見ながら、「マエストロ、ありがとう…..貴方の意思を大切にして頑張ります……」実際 何ちゃらホールを予約すると言ったら「日本に行くの辞める」と言われてしまったので…….でもこれでよかったのだとこのビデオの中のリュビモフが言っている様な気がしてきました

ワンおばちゃん