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ググニンとくるみ割り人形

昨年、公開レッスンの後に弾いてくれた「胡桃割り人形」から。 どんなに疲れていても、 憔悴仕切っていても、バレエ音楽はググニンの身体の中の一部になっている。 側で見ていると、何時の間にか舞台で一緒に踊ってそうなぐらい体は“バネ”になっていて、リズムが皮膚のすぐ下から感じられるという気がした。こっちも一緒に体が動き始める様な気持ちになって、何となく至福というより小さな幸せのお裾分けをもらった気持ちになる様な演奏だった。 時に、我々は演奏家に向かってこれを弾いてあれを弾いてとプログラムに干渉することが多々あるが、Artistの演奏したい曲がなんと言っても一番としみじみ思うワンおばちゃんです。