憧れの島。私の行ってみたい所リストトップ10のうちのひとつ。三つ目がとおるでも舞台になった例の島。
どこだどこだ?
モヤイ像と言えばおわかりになるでしょう。ああ、渋谷の。ちがいます。海のど真ん中に浮かぶ島、周りから完全に隔絶した島、それは、、、、、イースター島!!もっとも近い島から2000キロも離れている。イースター島を管轄しているのはチリ。そう、クラウディオ・アラウを生んだ国、チリ!そのチリ本土からはなんと3800キロも離れている!
地図で言うとここ↓ほんと、海のど真ん中ですわ。誰がいつどうやってこの島を見つけたのか、本当に不思議。こういう空想にふけるのって楽しいすよね。
今読んだBBCのこのニュースはとても印象的。
The Easter Island pianist playing for her home’s future
https://www.bbc.com/news/world-latin-america-57472134
イースター島にクラシック音楽の学校があるなんて知りませんでした。
イースター島(現地ではラパ・ヌイというそうな)出身のピアニスト、マハニ・テアベさんは母親がアメリカ人、父親はラパ・ヌイ族、ハワイ生まれ、ラパ・ヌイ育ち。6歳からピアノを始めた。9歳でチリ本土に移住しピアノを本格的に学ぶ。のちにアメリカ、そしてドイツで学び、なんと日本に来たこともある!ということでたいそう驚きました。2009年の高松国際コンクールを受けていたようです。アメリカではダニール・トリフォノフを育てた名教師セルゲイ・ババヤンにも学んだとあります。ババヤンに学ぶことが出来るというのはそれだけでかなりの才能であることが分かります。動画はこれ。グリーグの協奏曲。
いかにも南国の島らしいレイっての?花の首飾りのようなものをつけて、頭にも花をかざっていて。
彼女がrubconレーベルよりリリースしたCDというのがまたイマジネーションに満ちたカバーになっていて、モアイ像の横にバッハショパンヘンデルリストラフマニノフスクリャービンと書かれている。ギャップがなんかいい感じ。
彼女は常に島のことを気にかけていて、ついに2012年に音楽学校をつくってしまったそうなのです。トキ・ラパ・ヌイ音楽学校(公式サイト)というのがその名称で、学校の建物は、観光客の残していったゴミや海岸に打ち上げられたダンボール、タイヤ、空き缶、空き瓶なども用いながら作られているということで、上の画像がその全体像です。すごい。建築の経緯とか詳しい話はこのページにありますので興味ある方はぜひ。
イースター島に行くことがあったらここにも伺ってみたい。そしてお土産にはモアイ像実物を2,3体持って帰りたい。庭に飾るんだ(それやっちゃダメ)。