英国の長老ヴィオラ奏者ケネス・エセックス氏はおよそ60年間にわたりプロの演奏家として活躍し今月101歳を迎える。
おお!101匹ワンちゃんの数字に並んだのか!いや、これから並ぶのか!!7月20日がお誕生日。
ケネスさんは7月11日から10日間、自宅から行って帰って500mの道を1日に2回歩く。一回のウォーキングにかかるのはおよそ12分。一日に24分。合計10kmを4時間で。つまり時速にして2.5キロ。結構速い。この挑戦に寄付するとそのお金はホスピス・エイドUKのために用いられることになる。めっちゃお元気ですね。素晴らしいですね。
https://www.hamhigh.co.uk/news/muswell-hill-musician-charity-walk-hospice-fundraiser-8138326
なお、お誕生日には101人のヴィオラ奏者がハッピーバースデーを演奏することになっているそうです。
MCSではヴィオラと言うとここんところずっと若き天才ティモシー・リダウト推しですが、ベテランとその功績にもにもぜひ目を向けたいところであります。
ケネス・エセックス氏はロンドン・フィルやグラインドボーンで演奏した後、ロンドン響の首席ヴィオラ奏者となる。やがてフリーランスに戻り、室内楽奏者として活躍するのみならず、ポップスのレコーディングにも参加。ビートルズの《イエスタデイ》で弦楽四重奏のバックを務めたのが人生におけるハイライトの一つだそうです。
うーむすごい。ではここでイエスタデイを聞いてみましょう。なかなかヴィオラの音って聞き取りにくいんですけど、頑張ってみて!!
ご本人のコメントによりますと「自分の人生は大変興味深いキャリアを積むことが出来たがそれは大変に幸運なことだった。何かお返しがしたい、他の人を助けたいと思っている。なぜなら自分の友人たちや音楽家の仲間たちが人生の最後でホスピスの世話になったから」。
今年のチャレンジの様子の動画はいまのところなさそうですが、去年も同じチャレンジをやっていて、その時の動画がこれ。100歳とは思えぬ実に見事な足取り!
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