私個人としては、ワクチンはほぼ最初から受けようと思っていました。ようやく地元の自治体の順番が回ってきまして、一昨日2回目を打ってきました(ちゃんと自分で予約するんですよ!ワクチン接種日が自動的に送られては来ませんからね!)。
昨日は一日38度後半の熱が出てぶっ倒れていました。妻には迷惑をかけました。子どもたちは、パパパパーフクハンノウー!!と大喜びでベッドの周りを飛び回る。左腕痛いからそっとしといてくれよウフフ。いまもまだ平熱に戻っていなくてぼーっとしていますが椅子には座れるようになりました。この程度で済むのであれば全く問題ない。ブースターも待ってるぜ!!カモーン!!
さて、サンフランシスコ交響楽団の合唱指揮者ラグナー・ボーリンは14年間にわたってこの仕事に携わってきたのだそうですが、楽団、および市の両者が策定したワクチン義務化の方針によって辞任したそうです。
このようなメジャーなポジションの人物がワクチン義務化で辞任するのはアメリカではおそらく初めてのケースではないかということ。「独裁者に追従し、労働者からプライバシー、身体的自律性、インフォームド・コンセントなどの基本的な権利を奪うのを見るのは悲しい」とは本人のコメント。加えて、2022から23年ぐらいになるであろう臨床試験の終了まではワクチンを摂取する予定はない、と語ったとのこと。
ボーリンの業績は目覚ましいもので、同オーケストラのマーラーの8番の録音(指揮はMTTことマイケル・ティルソン・トーマス)では2010年のグラミー賞を受賞している。楽団側は「彼が去ることは非常に寂しいが、次のステップに踏み出すことを願っている」と言っているので、平和的に解決した、淡々と話し合いは進んだのではないかと想像したい。
関係者たちのコメント「すべての人にワクチンを要求するのは難しいことです。彼が気乗りしないのもわかります」。「違う意見があったとして、それらが同じように正しいとは限らない。もし自分たちのコミュニティと相容れないものがあれば、そのギャップを埋めるのは難しい」
皆さんもよく考えてワクチンを受けるかどうか、考えてほしい。ワクチンは確かに気持ちの良いものではない。私もそう思います。ただ、合唱といえば、かなり接近して、かつ大声が長時間持続する、しかも活動はだいたい屋内、というハイリスク集団であります。全員の安全を考え天秤にかけたら接種義務化も致し方なし、と、団体としてそういう結論を出すのは理解が出来ることと思います。
しかしワクチン義務化が出来るのは「望む人であれば誰でもいつでも接種が出来る」という状態になっていることが重要なポイント。日本の場合そもそもそこに到達するのにまだ時間がかかる。