バイエルン国立歌劇場(ミュンヘン)およびドレスデン国立歌劇場が閉鎖となります。バイエルンは24日から12月15日まで。ドレスデンはとりあえず11月24日まで。ドレスデンは名前間違うとるゼンパーオーパーや、とか突っ込まないで許して。ゼンパーオーパーじゃたぶん世間一般に通じないんで。
https://www.staatsoper.de/en/appointment-information
いやー、それにしてもコロナの急増でまたまたドイツ語圏が危機にさらされているという印象。明けない夜はないことはないんではないか・・・。みんなマスクして手消毒して。
バイエルン放送響のサイトを見ますとこちらは閉鎖とはなっていないものの、昨日と今日のコンサートが「出演者にコロナ陽性者が出たため中止」となっております。
なるほど。なかなか無力感がありますわ本当に。
コンサートを主催する立場からしますとこういう時に「どうやって返金手続きをするのか」ということが問題になるわけです。で、ゼンパーオーパーのサイトを見ますと、返金フォームというのがあって、チケットに記載の文字列(顧客番号と注文番号)やら名前やら返金先口座番号を書いて送ってねと書いてある。なるほど、これは便利。
しかしバイエルン国立歌劇場のサイトを見ますとさらにすごくて「チケット購入者はなにもする必要がない、自動的に返金される」とあるので、こっ、これは・・・・便利ー!!と思いました。
たぶん現金精算や振り込みでの精算を一切やっていないということだと思うんです。電子決済のみ。クレジットカード払いのみ?。カード払いにしても一定時間が経つと返金できないんで、短期決戦で販売をして(発売から公演まで数ヶ月以内の短い期間でやっている?)、公演が万が一中止になったらカードのキャンセル機能を使って返金をしていくという仕組みではないのかなと。ただカード大嫌い、カード持てない、という方もおられるんで、そこの配慮は必要なのかもしれません(配慮したけどもう現場は限界、やってらんねーからカードだけね、というスタンスもありかとは思います)。
なんとかして日本の我々も見習えないだろうか。いちいちチケットや送金先口座番号を郵送してそれを目視で確認して入力して・・・とやるのはお互いにとって超絶面倒だし徒労感が募る一方。コロナが収まるまでは全部カード決済にするとか、あるいはドレスデンのようにオンラインフォーム作って疲弊を可能な限り低減すると現場のアンハッピー度は下がると思うんですよね。ただでさえぎりぎりの人数で回している現場が多いと思うんで(いや、もうそうしているところもいっぱいあるのかもしれませんけれど)。
このご時世なので「お客様は何もしなくてもよい、自動的に返金」「主催者は中止ボタンおせば全額一気に返済処理可能」という仕組みができればほんとベスト。「公演中止時の返金作業、楽になーれキラキラキラーっ!」「でけた!!!」ってことになるといいなと思います。心の底から。ほんとうに(間違って中止ボタン押したら土下座謝罪不可避)。