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刑務所での演奏は受刑者に希望を与えるか

アメリカで刑務所に定期的に出向いて囚人のために音楽を演奏している人物がいるそうです。その名はホリー・マルケイ。HollyはホリーでHoly(聖なる)とは異なるので要注意だ。一瞬聖人という名前を持つとは、実に名は体を表す!と思ったのですが、エルが一つ多かった。エルの数で全く意味が変わってくるんで、漢字で言うなら日と目みたいなものですね。こういうのって万国共通なんですかね。

彼女はアーツ・キャパシティ(https://artscapacity.org/)という非営利団体を設立し、2016年より刑務所で演奏活動をしてきた。彼女の演奏によって囚人たちに誇りや共感を与え、囚人たちが人生をより有意義に感じられるようになったことがわかっているそうです。

彼女が演奏をした結果、彼女への感謝の気持ちとして囚人が描いた絵が贈られたり、やはり囚人が作ったというダンボール製のヴァイオリンが贈られたりということをされたそうです。

ダンボールでヴァイオリンを作るとかものすごい熱量ですよね。そうそう簡単に出来ることじゃないし、やってみようかと思うことすらなかなかないのではないかと思うんですよ。それだけのインパクトを囚人にあたえ、感謝の気持ちを伝えたい、と思わせたということなんだと思うんですよ。すごいことだ。感動した。

実物の画像をみていただくとわかるんですが(violinist.comより拝借)、写真で視る限りとてもダンボールだとはわからない。かなりしっかりと時間をかけ丁寧に作られている。

https://www.violinist.com/blog/stormviolin/202112/29024/

そしてついに「受刑者がヴァイオリンを演奏できるようにしてほしい」という願いが出て、ホリーさんはヴァイオリンをプレゼントしたのだそうです。やがて弦楽オーケストラが出来るようになる日がくればと彼女は願っているそうですが、そういう日が来るかもしれません。一歩ずつ、少しずつ。

ただただ素晴らしい話です。アメリカならではとか思われるかもしれませんが、こういう思いや行動が生まれるっていうのもやっぱ万国共通なんではないでしょうか。

日本でも、全く同じとは行かないにしても、同じような活動ができれば本当に素晴らしいことだ(あるのかもしれません)。