人の見た目、顔に関して、美しいとかそういう言葉を発しづらい日々になってきているように感じています。ルッキズムとかいう言葉があって、容姿のよい人を高く評価することですが、それが批判や排除の対象となる。まあ容姿は生まれつきなんで、背丈や手足の長さ、顔の大きさなんかはどうにもしようがないわけではございます。ただ、顔について言えば整形することで変えることは出来る。
なので、せっせと整形にお金を注ぐ人もいるようですが、お金をかけずともアプリを使えば簡単に顔は変えられる。しかも一瞬で変えられる。どうもこれをyassifcationというのだそうです。yass(「やったー」とか「わーい」とかいう意味の若者言葉?だそうです。もともとLGBT界隈で使われていたとか書かれていたサイトもありましたが本当かどうかわかりません)化。ヤシフィケーションを無理に日本語化すると「やったー化」とかそういう意味でございましょうか。マット化みたいなもんですね。面白い時代でございます。
しかし写真の残っている人たちはともかく、肖像画からも美形化してくれるとは知らなかったすね。これこそ文字通り、美化される思い出ちゅうやつですわ。
思い出は、美化される。
ロシアの美形化アプリ、FaceAppはダウンロード1億回を超える大人気。そのアプリで自分の顔をマット化するもよし、老化させたり若返らせたりしてたのしむのもよし、そして、肖像画を加工するのもアリだと。つーわけで、バッハからヘンデル、そしてクララ・シューマンやエルガーまで、ClassicFMご担当者の渾身の14作をみてやってつかあさい。
https://www.classicfm.com/discover-music/humour/yassified-classical-composers/
ショスタコやシューベルトが爆笑するぐらいイケメン化しているし、チャイコフスキーなんかもうどこからどうみてもバチバチのゲイになっている。
おもろいっすね。試しに私も娘ちゃんの写真を加工してみっか、と、老化させてみましたところ、幼児が老婆に変更されて気分がだだ下がりになった。今日は一日ブルーだ。