ミュージックレーダーというウェブサイトがあります。音楽にまつわる様々な情報を提供するサイトのようです。ようです、と書いているのは今日まで存在を知らなかったからです。すいません。
このミュージックレーダーが選ぶ、ピアノ300年の歴史上、ジャンルを問わず最強の10人というのがありましたのでご紹介をいたしたいと思いました。ただし、300年の歴史といっても音源が残っているのは20世紀以降なので、それ以前のピアニストは含まれません。
https://www.musicradar.com/news/best-pianists-of-all-time
クラシック音楽専門のウェブではありませんし、画像もビリー・ジョエルなんで、どういう人選がなされているのかちょっと気になるところであります。というわけでこのウェブが選んだ10名をご紹介しようではないか!
1マルタ・アルゲリッチ
2バリー・ハリス
3ジュールズ・ホランド
4ジェイコブ・コリアー
5エルトン・ジョン
6ジェリー・リー・ルイス
7ビリー・ジョエル
8オスカー・ピーターソン
9グレン・グールド
10ビル・エヴァンス
なるほど。1から10までがどういう順番で付けられているのかわかりませんし人選についはいろいろ言いたくなりますが、世の中にはいろいろなご意見があるから愉快なんすよ。クラシック音楽からはアルゲリッチとグールドの2名。うむ。
それにしても、アルゲリッチを一番にしてくだすっているのは喜ばしいことではありませんか。80歳を過ぎて現在も現役。全く衰えないテクニック、とあり、まさにそのとおり。アルゲリッチは世界最高のばあさんだぜ!
YouTubeでアルゲリッチで一番再生されている映像はなにかご存知ですか。チャイコフスキーの協奏曲第1番、デュトワ指揮1975年スイス・ロマンド管なんすよ。937万回・・・いえ、満開!!
グレン・グールドについては、鼻歌を歌うのがかわいいという人もいる、と書かれていて、なるほど、かわいらしい、という表現を使うこともあるのか、と意表を突かれた気分。
それではグールドで一番再生されたのは何かなと検索してみたら不思議なゴルドベルク変奏曲がヒットした。700万回以上再生されているのはなぜ?どうやらこれは1955年の初録音を、デジタル技術を使って分析して、最新のピアノで自動演奏させたもののようであります。グールドな音が全くしなくて、とても不思議な感覚。最近はこんなんもあるんすね。
10人を選ぶのはとても難しかったとありますけど、そのとおりでありましょう。10人には入れられなかったけど、こういうピアニストもチェックしてみて、とリストが最後についていて、そこにクラシック系ですと、ラン・ラン、ホロヴィッツ、バーンスタイン、内田光子、マイラ・ヘス、アシュケナージ、プレヴィン。