ワシントン・ナショナル・オペラに803,650ドル(約1億47万円)というちょっとした巨額の寄付がなされることになりました。ちょっとしたどころかめちゃくちゃでかいお金だ!ユニークなのは、お金の出どころがオークションで、しかも故人の所有物のオークションで得られた収入が寄付されるのです。
アメリカに詳しい方ならご存知なのでしょう、すいませんとはじめに謝っておきますと私は存じ上げなかったのですが、ルース・ベイダー・ギンズバーグ(Wikipedia)という、27年にわたり最高裁判事を務めた超有名な女性がおられたのです。2020年に87歳でおなくなりになるわりと直前までその職を務めていたそうなのです。
彼女の遺品、ミンクのコートやティーセット、ピカソの水差しや皿など150点がオークションにかけられ、事前の予想では全ての落札価格の合計が5万ドル(約651万円)から8万ドル(約1042万円)と見積もられていたところがなんと、圧倒的な数値を叩き出したというのであります。おお。そしてそのお金は彼女が愛したオペラハウスへと、行くことになったのであります。
なお最も高く取引されたのはイラストレーターのエレノア・デイヴィスという方が2015年に書いた本人の肖像画で、ニューヨーク・タイムズ紙の2015年の記事につけられていたもの。その記事っていうのが下のやつ。ちらっと見えているお顔がその肖像画の一部です。全体を見たい方は下のNYタイムズ紙の記事へGOしてきてください。
この絵はなんと55000ドル(約716万円)で落札されたとのこと。デイヴィスさんもびっくりしたのは間違いがない!!
ワシントン・ナショナル・オペラに寄付されるということについてギンズバーグの友人でもあったワシントン・ナショナル・オペラの芸術監督フランチェスカ・ザンベッロは、この収益は「今年、観客がもどってくる手段を開拓するための大きな助けとなる」と語ったそうであります。
1億円あったら、そうね、いろいろできそうですね。とりあえず山手線内の駅近マンションの一室を買って貸したらば定期収入になっていいよねっ!!(使い方間違ってる)