みなさんはヴェルディについてどれだけ知っていますか。私はというと、googleで「ヴェルディ」と検索したら東京ヴェルディ関連がずらっと出てきて1ページ全部を占めるんで、「ああまたやってしまった」と思う。その程度は詳しいです(意味不明)。
ヴェルディはミラノで大活躍したというイメージをお持ちかも知れませんが、サンタガタという自分が生まれたところからほど近い場所で農業も営んでいたんですよ。ミラノから南東へ、およそ100km。こういう感じです↓
サンタガタ、控えめに言って田舎です。控えめに言ってすべてのヴェルディファンにとって聖地です。
オペラで儲けたお金で土地を買いまくって、人を雇って農業をやって、農業でも儲けていたんですよね。そして豚肉も売ってたんやぞ。G.V.っていうブランドでな。ちょっと待って、G.V.ってなんの略?あっ、もしかして・・・・ジュゼッペ・ヴェルディ?(違ったら笑う)
で、1851年からは基本はこのサンタガタに住んで作曲しまくって、出版社とも苛烈な交渉を繰り広げ大儲けしたのである!!ババーン!!
ここはいまも博物館になっていますが、相続のゴタゴタがおこりなんと競売にかけられることが決定!なんということだ。世の中は常に動きつつあり、永久的に存続する機関はそんざいしない。それがまたしてもここに証明されようとしているのか。ああジュゼッピーナおまえもか!!はいそうです。
https://www.diapasonmag.fr/a-la-une/verdi-a-vendre-27420.html
どうやらですが、2001年にアルベルト・カッラーラ・ヴェルディが亡くなったあとの20年、子どもたち(相続人)4人の間で争いが続いていたようです(一人は既に故人)。そしてこのたび遺産は子どもたちに均等に分割させなければならないという裁判所?の決定が出て、手放さざるを得なくなったというのが真相のようでございます。4等分(3等分?)したら建物を維持できないんだわ、っていうことなのでしょう、多分。子どもたちは金銭的な補償(額は未定)と引き換えに国による接収を受け入れることになったということのようです。
そしてこのヴィラはオークションで売却される可能性が高いとのこと。相続人の一人アンジョロ・カッラーラ・ヴェルディ「自分は1968年12月28日にうまれて2、3日後にはここに住んでいた。私はここで一生を過ごしてきた。私の家です。」「作曲家はこの家が行きていて、人が住んでいることを望んでいた。将来誰が買っても同じように家として扱ってほしい、つめたい美術館になってほしくない。」
ああ!