オークションの話が連続いたしますが、ストラディバリウス「ダ・ヴィンチ」がオークションにかけられ、1534万ドル(約20.6億円)で落札されました。国内でも報道されているので既にご存知の方も少なくないでしょう。
↓がオークションの公式サイト。入札の履歴も見られますよ。1300万ドルでハンマープライス、そこに手数料が加わって1534万ドル、ということのようであります。落札者は「de」というIDの方です。ID「366136」との一騎打ち!800万からスタートして50万ずつ上がっていっている!!何時何分に入札があったのかもわかるようになっていて、ハラハラと手に握るドラマがここにはあった!!さあ以下URLに行った行った!!
https://tarisio.com/auctions/auction/lot/?csid=2199617536&cpid=2810871808
それにしてもあんな小さな楽器に20億円とかとんでもないことだと思いますよね。世界一高価なアンティーク楽器であります。クラシック音楽で使われる一番でかい楽器と言えばパイプオルガンですが、パイプオルガンも高いけど、20億行くことはまずないと思いますね。
これまでにオークションで売却された最高金額のストラディバリウスは2011年の「レディ・ブラント」で1590万ドル。比較してわずかに(といっても48万ドル=6450万ぐらいもあるんで一戸建てが買えますね。感覚麻痺しますね)届きませんが、堂々の史上2位ということになります。そしてこの両方が、日本からの出品であることは覚えておいてもよいかもしれません。
レディ・ブラントを保有していたのは日本財団。ダ・ヴィンチを所有していたのはCoCo壱番屋創業者で宗次ホールのオーナー、宗次氏。
日本のワンツーフィニッシュであります。おお!ワンツーフィニッシュと表現していいのかどうかはわかりませんけれど。
ところでストラディバリはヴィオラも作っていて、こちらはヴァイオリンよりもさらに貴重だと言われていて、2014年に4500万ドル(今のレートで60.4億円)でオークションにかけられました。近いところまで行ったらしいんですが、買い手がつかず流れた?今も販売中?ということになっている模様。安く売ればよかったのに安く売りたくはなかったのでしょうね。
ヴィオラの数が少なくて珍しくてより貴重なのかもしれませんけれど、さすがにヴァイオリンの最高額より3倍近いというのはさすがに、さすがに。