熊、怖いですよね。熊は基本的に臆病と聞いていますが人を襲うこともあり、ゴールデンカムイでも熊に惨殺される人が何人もいますし「羆嵐」も震えながら読んだものであります。私は新婚旅行に北海道を旅行しましたけれど、車の仲や船の上から熊を見かけまして、くまかわええ、と思いながらみておりました。ずんぐりしているもんね。
しかし現実にはくまかわいい、では済まされぬリアルな世界があって、命に危険にかかわる。そう、カナダでもね。ブリティッシュ・コロンビアの学校にはこの数週間ほど熊が出没するようになっていた。そして5月27日も熊が学校のゴミ箱の上に乗っていた。危険を覚悟で音楽教師がとった行動とは、、、、
ガチャガチャと鳴る大きな音に続いて聞こえるのはトロンボーンの音。トロンボーンを手にした音楽教師がトロンボーンを鳴らしながら熊に接近したところ逃げていったということであります。
というわけで、実に高校生らしいのりだなと思ったんですがある女子生徒は「ザ・男、神話、トロンボーン」と語ったのだそうであります。日本語にするとやや間が抜けますけれど「まじやばいんだけど」とかそういう乗りでございましょう(今どきの高校生はそういうことを言うのか)。
もしも熊が追いかけてきたらすぐさま建物の中に入って安全が確保されることを確認していたのでありましょう。熊は人間よりも遥かに早く走れるし、ドアを閉めたところで体当たりされたらぶっ壊されるかもしれない。危険だと思うんで安易に同じことはしないほうがいいと思うんですよね。結果オーライ。
クラシック音楽にも熊にまつわる曲があるのでそこのところを宜しくお願いしたい。ハイドンの交響曲「熊」。しかしこれは4楽章に熊の唸り声みたいな音形が出てくるから、という聴衆側の一方的かつ強引な理由でつけられた名前ですからご安心下さい。
今日誕生日をむかえ45歳になった私(巳年です)が書く1つ目の話題が熊だとは実におそろしいことだ。しろくま大好き。