今日から7月です。いやはや、今年という年はもう後半に入ったんだぜ・・・・。
アメリカのペンス副大統領が6月28日、つまり今日から3日前になりますけれど、テキサス州のダラスをマスクして訪問したというのはニュースにもなっていてご覧になった方もおられると思うんですよね(トランプ大統領は変わらずマスク不要派)。
アメリカすごいなと思うのは、日本とはあべこべに「マスク不要」っていう人たちの方が警察化しているように見えるところでしょうか。マスクしている人にわざわざ咳をしたりぺっぺって唾を吐きかけたりとか、義務化絶対反対!とか、「神に与えられた呼吸を奪う気か」とか、どういう思考回路なのか、なかなか理解がむずかしい感じ。
https://www.bbc.com/japanese/video-53174118
さて、ペンス副大統領はダラスで集会に参加し、記者会見でマスクしようぜと言った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0052ae547a3de19171f0ab50ca540718b6396fa1
なるほど。
で、この話には続きというか、抜け落ちている部分があります。探したけれど日本語のニュースではあまり触れられていないようなのですが、このペンス副大統領が参加した教会での集りで、マスクなしの合唱団(聖歌隊ですね)100人以上が聖歌を歌ったというのです。
朝日新聞でちょっとだけ触れられているのは発見しました。聖歌が聖火になっているけど聖歌です。
http://www.asahi.com/international/reuters/CRWKBN23Z0W3.html
調べていきますと、合唱団は歌うときだけマスクを外した、歌っていない時はマスクをしていた、ということだそうですが、歌ったらしゃべるよりもずっとやばいっていうのが言われていて、CDCも合唱やばいよって警告しているのにノーガードで来るとは驚きというかアメリカというか、いや、やっぱ何度考えても驚き。
宗教的活動において合唱は大事なのでしょうけれども、さすがにこれはどうなの。アメリカではこういう場所で歌ってもオッケーと思っている人たちがかなりいるということでしょうけれど。
その場にいたペンス副大統領はどういう気持だったのだろうか。やべっと思ったのか、いいじゃん、と思っていたのか。来場者にはマスク着用を強く促されていたようなんですが、一体それはなんだったのか。やっぱ多くのアメリカ人にしてみたらコロナは単なる風邪、とかそういう理解なんでしょうかね。風邪だからうつっても別にオッケー、みたいな。そうでもなければなかなかここまでおおっぴらにはできないのではありませんか。
なおダラスはアメリカ10番目の都市で人口100万超えていますし、6月27日だけで561人の新たな感染者。テキサス州全体ではここんところ毎日5000人以上の感染者数増で、その数は右肩上がりの傾向。
https://news.google.com/covid19/map?hl=ja&mid=/m/0ms1n&gl=JP&ceid=JP:ja
テキサス州ではバーに再度閉鎖命令が出てたりヒューストンに緊急事態宣言が出てたりするんですが、合唱はオッケーなのか。宗教活動だからバーみたいな娯楽とは違うという解釈なのか。
https://www.jetro.go.jp/biznews/2020/06/bbd465b75e0699fb.html
このあとこの合唱団からも感染者が出るの可能性は低くないと思うんですが、もはやどうにでもなれという開き直りのようにも見える。
YouTubeでちょっとだけ映像が見られるので、一度ご覧になってみてください。老いも若きも男も女も、めっちゃ口開けて気持ちよさそうに笑顔で歌っていますから。
こうやって誰もがのびのびと歌える日が早く来るといいなとは思いますものの、見ててやっぱちょっと引くわ。
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【まとめてあります】合唱とコロナに関する当ブログの記事一覧は以下ページにまとめてありますので併せてお読みください↓