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【業界ニュース】シカゴ交響楽団、LAフィル、今年を断念。一方スラトキンは。

シカゴ交響楽団およびロサンゼルス・フィルが今年の公演を全部中止にしました(両者とも数時間前に発表)。

https://www.laphil.com/faqs/coronavirus-covid-19
https://cso.org/pages/alert/

●ロサンゼルスの方は、「この発表はつらいが、驚きではなかったと思う」という書き方をしていて、受け取る側も「だよね」と思っているかなと。FAQのところに「じゃあ年明けはどうなの?」という質問があってそこに「わかりません」と書かれているのも「だよね」だと思います。

●シカゴは、オーケストラのコンサートは中止するが、引き続き小さなアンサンブルのコンサートの開催については可能性を探っていく、ということだそうです。なるほど、でも、、、、無理なんじゃないかな、無理しなくていいですよ。

欧米からのオーケストラ来日ツアーも一気にバタバタと中止が発表になっていますね。世の中こういう状況でもありますし、日本の私たちもやっぱり、、、、「だよね」。

国境の扉は、まだまだ開きそうにない。開く兆しもない。

政府は外国人の入国制限に関し、米国や欧州の企業経営者を例外的に緩和する検討に入った。少人数での短期間滞在を条件とする。日本国内の移動手段で商用機の利用は認めず、プライベートジェット機などに限る。

いずれも新型コロナウイルスの感染者数が多い地域だが、経済界の要望を踏まえて受け入れる可能性を探る。

政府はビジネス客の往来再開に向け、ベトナム、タイ、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国と交渉している。7月中旬には中国、韓国、台湾やシンガポールなど10カ国・地域とも協議を始める見通しだ。

政府関係者によると、ビジネス往来再開の交渉相手は感染状況が日本並みかそれ以上に落ち着いている国・地域とする。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO61496850U0A710C2PP8000/

上の日経新聞によれば(配信は2020/7/14 19:00)、「欧米についてはプライベートジェットで国内も移動できる層に限定」、しかも決定とかじゃなくて検討。どう考えてもクラシック音楽関係者は不可。普通のビジネストリップについても、ヨーロッパやアメリカなんてまだまだ先ということですよみなさん。交渉すらしていない。

タイ、ベトナム、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の規制緩和について協議中というニュースもありましたけど、あれもまだ結局緩和されていませんね。最初の報道(下のURL)から1月以上が経過してますが、目に見える進展はない。

https://www.tokyo-np.co.jp/article/34525

日本は絶賛感染拡大中なので、これらの国から拒否される可能性、やっぱやめた、って言われる可能性も十分にあります。

一方スラトキンは。

暗いニュースばっかりで気が滅入る。そういうあなた(私)はレナード・スラトキンのツイッターを眺めるのはどうでしょうか。

よくわからんけど「クラシック音楽アルバムジャケット・ワースト20」っていうシリーズを先月末からやっていて、何日かかけて全部が出きりました。どうしてこうなった、失笑できるジャケットが並んでいますんで、ここでも1つ2つ紹介しておきます。いろんなジャケットがあったんだね。あったんだよ。っていうかこれ全部スラトキン所持しているんですかね。

↑「で、どっちがデレクなの?」

↑ワルキューレ、ハンス・スワロフスキー、フォルクスワーゲン。

スラトキンとは一度だけお仕事でご一緒させていただいた事がありまして、基本はアメリカ人、フランクで愉快な方なんですが、やや憂いを帯びてもいるかなという印象。本番前はいつも緊張して落ち着かないんだよね、と楽屋の前でうろうろされていたのを覚えております。

https://mcsya.org/usa-big-five-corona/