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英国の音楽の聖地、スネイプ・モルティングスが今週末よりコンサートを再開、そのガイドラインなど

イギリスにはスネイプ・モルティングスっていう素晴らしいホールがある。あるらしい。そういう話は時折耳にするところであります。残念ながら行ったことがないから伝聞なんですけど、ここはブリテンとかピーター・ピアーズとかが関係してたところで、例のオールドバラ音楽祭の会場であります。聖地は言いすぎかな、でもブリテンマニアなら絶対に外せない場所だ。ほーさよか。

https://snapemaltings.co.uk/

ここにはウィスキー?の醸造所を改造して作ったホールがあるんですよ。写真をご覧になるとおわかりになるとおり、年季の入ったレンガ作りで、汚れもそのままだったりするんで、きたな、、、いえ、味わいがあるんすよ。いっぺん燃えたんですけど、1年で再建された。めげなかったブリテンに拍手。場所はここですよ↓

素晴らしい自然に囲まれていて、しかもここは音響がすごくいいらしい。つまり・・・・・うおおおーっ!!行ってみてえええ!!!!!・・・ってこと。脱線しますが、いま私がものめっちゃ行ってみたいと思っている場所はここ、それからベルゲンの近くにあるグリーグのお家です。トロルドハウゲンね。脱線終わり。

スネイプ・モルティングスもいよいよコンサートを再開するというニュースがあり、

https://www.classical-music.com/news/snape-maltings-concert-hall-to-reopen-with-live-audiences-from-21-august/

どういう条件になってるのかなと調べてみましたら、だいたいこんな感じ。

コンサートは60分以下、休憩なし。
マスク着用必須(政府のガイドラインにより免除された人を除く)。
場内の明確な案内表示と優しいスタッフで場内移動はスムーズ。
定期的かつ徹底的なクリーニング、手指消毒剤あちこちにあり。

政府のガイドラインとかが変わったらいろいろ唐突に変更するかも。メルアドと電話番号を教えてね。何かあったら連絡します。

客席数は150(定員は832席=約18%)。2メートルのソーシャルディスタンスに従ってます。演奏者もソーシャルディスタンス、これも政府のガイドライン通り。

公演の2週間以内にコロナ発症した場合はメールで知らせてください。チケットを返却してもらいます。スタッフは仕事を始める前に検温するけど聴衆は検温なしです。

チケットは発券しないけど、自分で印刷するかスマホで表示してください。プログラムは印刷しない代わりに、舞台からしゃべります。トイレは使えます。コンサート中は全部のドアを開放し、換気システムを最強にします。終演後はスタッフが声かけるまで座ったままで待っててください。

スーベニアショップは開いてる。もちろん安全には配慮してる。カフェもオープン。アルコールもあるし、外にテーブルいっぱいあるからピザも食べてって欲しい。サフォーク・アイスクリームもうまいで。あと遊覧船も出してるから乗ってって。

なんで最後、関西弁で馴れ馴れしいのでしょうか。謎だ。

昼夜2公演を開催予定で、昼の公演の料金は「払えるだけ」、夜公演は15ポンドだそうです。どう考えても赤字は間違いありません。ただ、払えるだけっていうのにガバっと払ってくれる愛好家、富裕層もいそうですし、そこに期待もしているのかもと思います(それでも黒字にはならないでしょうけれど。なお発表された3公演は全部売り切れ=室内楽、タスミン・リトル、シェク・カネー=メイソン)。

ところで気になったのは「サフォーク・アイスクリーム」。これってなんなんでしょう。美味しそうだね。あと遊覧船(川遊びっすね)も乗ってみたいなと思って「予約する」をクリックしたら既に満席のクルーズもけっこうあって、あらあらウフフッてなりました。

ご安全に。