先週土曜日のことなんで乗り遅れた感もありますが、ジョン・ケージの例のあれ、あれの音が代わりました。あれってなんだよ。あれだよあれ!あーあーあー!あれね!!
あれって何だ。そんな皆様にお教えしたい。Organ²/ASLSPの演奏のことを。ドイツの教会で639年かけて演奏されている例のプロジェクトです。この曲の演奏のために特別に制作された小型のパイプオルガン(上の写真がそれ)を使い、延々音を出し続けるというアタックチャンス。
9月5日というとおとといですね。演奏開始からちょうど19年を迎えた土曜日に、次の音に進んだんですってよ。7年ぶりですってよ。ほーさよか。こんどの音替えは1年半後の2022年2月5日だそうです。
ジョン・ケージは1992年没なのでもちろん演奏開始された2001年9月5日の時点でこの世にいませんでしたが、立ち会ってたらニヤニヤとほくそ笑んでいたことは間違いない。だって見てみなさいよ、このBBCの映像を。
https://www.bbc.com/news/world-europe-54041568
めちゃめちゃ人来てるやん。
もしつつがなく2640年に演奏が終了されたらどういうことになるのか。もう教会の壁をとっぱらわないといけないぐらいに人が集まるんと違いますか。いやそれか、もうそのころにはバーチャル旅行が当たり前になっていて、世界中から数億人が最後のイベントに参加をし、20世紀の大バグ野郎、もとへ、偉大なる才能に思いを馳せ爆笑、いえ、歓喜の涙を流すのだ!!!ババーンッ!!!
・・・途中で電源落ちたらどうなんの?それもチャンス・オペレーションなの?
BBCの映像には目を閉じて瞑想している風の女性もいる。えっ、しみじみと聞き入るような曲なんだろうかこれ、とも思いますが、解釈はもちろん自由!楽しみ方だって自由!演奏中の拍手も上等や!!下手に解釈を加えたらそれこそジョン・ケージの思うツボであります。っていう解釈するんもまた思うツボで、って書くのも思うツボでっていう風に延々続くメタ構造です。よろしくお願いいたします。
もう少し詳しいことが知りたくなったらWikipediaへgo toしてください。なんで639年なのかとかが書かれてますよ。そして全8パートに分かれているこの曲の楽譜はここで全部を見ることができますよ。ダウンロードは出来ないけどね。
https://issuu.com/editionpeters/docs/www..editionpeters.com
おや途中何箇所か込み入っているところもあるようだね、パイプのとりかえっこが面倒くさそうなんじゃん?!(ワクワクしたら負け)。