なんということでしょう。
最近発見された、というモーツァルトの自筆譜(上画像)がベルリンでオークションにかけられるそうです。4月16日(金)。研究者にも知られていなかったし文献にも記録されていない。19世紀なかばよりドイツのある個人が所有していたもので、ここ数年で最も注目すべきもの、なのだとか。すげえ!!
https://world.einnews.com/pr_news/538391594/unknown-mozart-manuscript-to-be-auctioned
詳しい説明はオークション主催者の出しているこの↓pdfの中にあるよ。pdfの59ページから61ページまで、3ページにわたって書かれています。ドイツ語なんで読めませんけどね。ごめんなせえ。
https://www.stargardt.de/wp-content/uploads/2021/03/06-musik.pdf
どうしてもこれを読みたいと言う方にだけお教えしますが、グーグルドライブにこのpdfをアップロードして、右クリックして「アプリで開く」でグーグルドキュメントを選択して、開いた文章をコピペしてdeepLちゃんにかければ日本語にしてくれますから。長すぎて一気には訳してくれませんから、3分割したら全文が読めますから。ねっ、出来たでしょう?誰でもインスタントに出来ますから。言語間の横断に優しい時代になりました。コーヒー飲みながら、足組みでもしながら読んでください。
たぶん誰一人として実践してくれないだろうなと、半べそでこの文章を書いています。シクシク。
話がずれました。
で、偽物だったどうすんの、と、心がすっかりよごれっちまっている私なんかはすぐそういう風に思ってしまうんですが、まあそこんところは、こまけえこたあいいんだよ。おそらく研究者によってゴーサインが出ているのでしょう。ぜひどなたか日本人の方、落札してお宝鑑定団に出品してください(そう来るか)。
さて、大変ながらくおまたせをいたしました。出品されるのがどの曲かと申しますと、K609の第4番およびK463(448c)第1番のファーストヴァイオリンパート全曲、とありますから、なになに《5つの田園舞曲》第4番ハ長調(K609)と、《2つのメヌエットと田園舞曲》第1番ヘ長調(K463)ということになりますか。このページとかこのページとかに詳しい解説が載っているのでご関心のある方はぜひ寄り道していってください。寄り道、道草、そういうものが人生には必要なんすよアハハハハハハッ!!
道草ついでにYouTubeで音源も聴いていってくだせー。くまさかせんせいごめんなせー(「どろぼうがっこう」より)。
K463の裏には1783年3月23日にウィーンのブルク劇場で開催されたコンサートプログラム案が3つ書かれていて、おそらく1783年2月ごろに書かれたものではないかと推測されているとあります。大変興味深い。