ベルリン交響楽団というオーケストラがあります。Berliner Symphonikerと書きます。ベルリン・フィルというオーケストラとしばしば混同されるオーケストラです。少し詳しい方なら違う団体だということはすぐわかるのですが、一般的にはわりと高確率で混同されます。
https://www.berliner-symphoniker.de/
このベルリン交響楽団もベルリン・フィル同様、定期的に来日していまして全国ツアーを展開しています。私自身このオーケストラの来日公演に何度か主催者側で関わったことがありますが、終演後にお客様より「さすがベルリン・フィルは違う、最高だ」というお言葉を何度も頂戴しました。
念のため繰り返しますが、別のオーケストラです。
もちろん今はコロナなのでなかなか来日は難しいですけれども、今後落ち着いたらまた来日が再開される日もあるでしょう。頼むでほんまに。コロナはよ終わってくれ。
このオーケストラは長い間リオール・シャンバダールという愉快な太っちょ指揮者(イスラエル)が率いてきましたが、このたび2021/22シーズンより、ハンスイェルク・シェレンベルガーが首席指揮者および芸術監督に就任すのだそうであります。おお、びっくり!
Die Berliner Symphoniker begrüßen Herrn #Schellenberger als ihren neuen #Chefdirigenten und freuen sich auf die Zusammenarbeit.#orchester #berlinhttps://t.co/bGYRiMnemF pic.twitter.com/3WTLNSKX7Z
— Berliner Symphoniker (@BerlinerSymphon) April 22, 2021
いま調べてみたらシャンバダールは2019年で退任しているんですね。知らんかった。シャンバダールは1997年からベルリン交響楽団の首席指揮者でしたから、22年間率いたということになります。22年、長いな。長いっすね。長年お疲れさまでした。
シェレンベルガーはそれこそベルリン・フィル(カラヤンが率いたオーケストラ)で1980年から2001年までソロ・オーボエ奏者として活躍した、オーボエ界の頂点を極めた存在です。来日経験も豊富で日本にファンも多い。岡山フィルの首席指揮者としてもご活躍です。そう、シェレンベルガーは現役の室内楽奏者のとして活躍を続ける傍らで、指揮活動も活発に行なっているのです。
ベルリン交響楽団のサイトによりますと、シェレンベルガーは「キームガウの山間部に妻と4人の子供とともに暮らしている」と書いてあります。キームガウってどこ?このへんです。
ミュンヘンの右下、オーストリアとの国境近くですね。ザルツブルクから車で1時間ってとこか。田舎のようでもあり、意外と便利な場所、といったところですかね。そもそもミュンヘン出身だから、大阪生まれの人が生駒に住んでる、ぐらいの感覚っすかね。・・・え?よくわからん?適当に流しといていただければOK。