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今週末、ロンドンからの伝統の「夏の終わりのサロンコンサート」を開催

土曜日(8月31日)にピアニストの尾崎有飛さんが教え子の松岡侑 さんを伴ってMCSの「夏の終わりのサロンコンサートに出演してくれます。

ロンドン時代、MCSの夏の終わりのサロンコンサートは毎年8月31日から9月2日の間に、1、2回を除き殆どボスニア・ヘルツェゴビナ大使館で開かれていて、50分の若手の演奏を皆んなで聴き、その後演奏者を交えて同大使館の広いベランダでシャンパンを飲みながら歓談していた。

当時のモイゼーノヴィッチ大使はお料理の名手で大使自らボスニア名物のバクラヴァや羊の餃子もようなものを作られ、我々スタッフのお料理なども交えて、演奏家共々皆んなで歓談して、今年度の終わりと9月からの新たなるシーズンを心待ちに、歓談すると言うのが風習だった。

皆んなが大使の腕を褒めるので 喜ばれた大使はその次から、羊の丸焼き、自家製チーズなど本格的なお料理もお作りなったりするようになり、若手の演奏家にも「おらが街の美味いもの」を持って来てもらうことになり何時の間にかそれが伝統になった。(若手の学生に負担をかけてはいけないので、領収書を持って来てもらって払い戻しをするが、たてかえる訳だから大概、安くて美味いと言うものが多い)

毎年、音楽、シャンパン、美味いもの、そして恒例のクジ。(これもボスニア大使館から始まった。先代のネゴディッチ大使の時ボスニアのワインが3本しかないと言う状況で、聴衆は120名弱。さあどうしましょう!

そこで急遽クジビキをすることになった)今年18年目を迎えるMCSの夏の終わりのサロンコンサート、蒲田御園教会でロンドンのボスニア大使館に次いではじめてプラットフォームコンサート2回目のピアニスト、尾崎有飛さんが今度は教え子の学生の松岡侑さんを伴って次の世代の若手に支援を繋ぐべく、出演してくれる事になった。

ロンドンからの長い道のり。日本でもこの様なサロンコンサートが定着します様心より願っています。

次の世代へ支援の輪を皆様と共に是非!

(写真はロンドンのボスニア・ヘルツェゴビナ大使館で演奏するOzaki Yuhiさん)

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