《イエスタデイ》でヴィオラを演奏した元ロンドン響首席、101歳で死去

ビートルズの《イエスタデイ》で収録時に弦楽四重奏を使おうといい出したのはEMIのプロデューサー、ジョージ・マーティン。

いやだいやだ、ポール・マッカートニーは言ったけれど「やってみてダメだったらやめたらいいから」ちゅうことでついに説得されてしぶしぶやってみた、セッションは2時間で終わったがポールは興奮、これを使うことにした。

ということで《イエスタデイ》は弦楽四重奏つきでリリースされることになったわけだ。

それにしてもビートルズの著作権は複雑なことになっていて、本人たちには著作権がない状態が長く続いている(いた?)。詳しいことはビルボードの記事とかをお読みになればわかると思うんですが、マイケル・ジャクソンが持っていたり(そんなことあったな)、ソニーが持っていたり(今もそうなのかな?)というような状況ですよ、ということです。

ビートルズは世界中で巨額のお金を生んできたわけだが、それがためにその著作権も数奇な運命をたどることになるのである!!ババーン!

1981年ポール・マッカートニーのもとに著作権を2000万ポンド(当時のレートで90億円ぐらいだそうで)で買い取らないかという話があり、オノ・ヨーコに持ちかけたところ、高すぎる、500万ポンド(22.5億円ぐらいか)ならありかもみたいなことを言われたりなんかしているうちにマイケル・ジャクソンが130億ぐらいで全部持ってったとか。

いやすごい金額だと思うわけだ。この話に関しては最近読んだこの本の最後の方に出てくるんですが、この本めちゃくちゃ面白いっすね↓

それで、肝心の弦楽四重奏団にはいったいいくら払われたんだい?The Timesによりますとたったの5ギニーだったそうです。ビートルズたちが大興奮していたのを尻目に、四重奏団はあまり嬉しそうではなかったのだとか。セッションがあまりにもうまくいって予定の時間より大幅に短くなったため、半額の5ギニーしかもらえなかったんですって。

5ギニーじゃあ確かに安すぎますかね。イギリスのお金の仕組みはめちゃくちゃなんでわかりにくいですが1ギニーは1.05ポンドなんですよ。なので5.25ポンド。当時のレートは1ポンド1008円で固定なので、5ギニーは5292円。1965年の物価は雑に言っていまの4分の1だったので、現在の価値にしておよそ2万円ということになりますか。

一人2万円しかもらえなかったのかと思うと、ちょっとさみしい気にもなろうかというもの。ビートルズは、著作権はともかく、凄まじい金額を既に手にしていたわけでしょうしね。

《イエスタデイ》でヴィオラを弾いたケネス・エセックスさん、101歳で逝去。7月にチャリティウォークを実施したばかりだった。

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