ベートーヴェンを掃除する。780万円で。

いきなりですがクイズ:1845年、ベートーヴェン生誕75周年を記念して作られた重さ3.2トンのベートーヴェン像はどこにあるでしょう?

答:ボン。ベートーヴェンが生まれたのはドイツのボンです。みなさんのタンスの中にあるのはゴンです。

計画が出されたあとしばらくお金集めに苦労していたところ、リストがホイッと1000万円ぐらいの大金を出したことで資金難を乗り切った。いやー、やっぱ大スターは違うわ。さすがやね。金は天下の回りものとはいえ、ポンとお金が出てくることに対して複雑な思いを持った人たちもいるだろう。

除幕式は豪華で、イギリスのヴィクトリア女王も参加したんだそうでございます。ところが幕をとってみたら女王からは背中が見えてたんで大いに場が白けたのだそうでございます。そのへんの経緯はベートーヴェン捏造という本に面白おかしく書かれているのでぜひお読み下さい。この本笑いながら読める大好き↓

この像も除幕から177年が経過しており、このベートーヴェン像もだいぶよれよれになってきたのです(実は1963-5年にも一度修復されてるそうです)。調査の結果、外からは見えない部分での腐食もあり、危険だ、と。3.2トンの像が倒れて落っこちてきたら、やばいぞう(渾身のギャグ)。直撃を受けたら命はない。

https://www.dw.com/en/bonns-beethoven-monument-to-be-restored/a-60348962

長年の風雨、そしてハトの糞が蝕んだ結果、ブロンズは大きく変色し、台座には落書きが、記念のプレートも剥がれておった。ベートーヴェン先生にそんな悪戯をするとは、不届きな人間、不届きな鳩もおったもんじゃわい、まったく(どういうキャラ設定やお前)。

いったん台座から取り外され、およそ半年をかけて近くに用意された工房で大々的に修復されます。修復費用はおよそ6万ユーロだそうです。780万円ぐらいです。780万円で掃除が出来るなら安いと思うな。

ベートーヴェンは奇妙な風呂の習慣を持っていたようですが、奇抜な感じで修復がされないことを。そう、こんな風にね↓なおこの画像は左が修復前で右が修復後です。

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