ベルリン・フィル×ペトレンコの精緻極まるアンサンブルが炸裂!!咆哮する《4分33秒》

音楽史に大きな痕跡を残したジョン・ケージの《4分33秒》という曲については、個人的には「圧倒的に不得意」な曲に属するのですが(デュシャンの「泉」とかも同じ)、個人的な感想はともかく、ドイツでも約1ヶ月間、コロナで劇場が閉じるということで、それに先立つ先月末のベルリン・フィルのコンサートで演奏されたそうです。いや、演奏されたという書き方ははばかられるんですけれども。

この曲に関して詳しいことが知りたい方はWikipediaに詳しい解説がありますので読んできてください。簡単にいうと、総延長4分33秒で演奏すべき3つの楽章の曲ですよ。第1楽章「Tacet(休み)」、第2楽章「Tacet」、第3楽章「Tacet」とだけ手書きで書かれているわけ。これの何がすごいの?すごいんですよコンセプトが!!ほーさよか。一応楽譜も出版されていて誰でも買えますよ。ネタ好きの方は飲み会に持っていくと盛り上がれますよ。飲み会でこの曲やろうぜ!って言って何度もアンコール演奏やったらかなりのコロナ対策になるよ(たぶんね)。あと版元のペータースはTシャツも売ってるから。27.5ドルな(高い!)

まあでも、いまこの時期に静寂の音楽をやろうかというのはコンセプトとしてありかもと思うんですけれど、実際の動画が、期間限定で公開されているので、気になったあなたはいますぐ、ベルリン・フィルのYouTubeへどうぞ。

もちろん演奏の仕方は自由なんですが、うむ、一応ペトレンコは指揮をしている風である。映像で流れるということを意識した表情だ。いや、むしろこうでもしないと、単なる黙祷になっちゃって政治的な意味合いとか、観てる側が想像を膨らました勝手な解釈とかも発生してしまうかもしれないから、そのあたりにも配慮したのかもしれません。だとしたら実に正しいですね(・・・と勝手な解釈をするやつ)。映っている女性が途中目を閉じるのもいいですね。ついでだから寝落ちしちゃえばもっとよかったですね。それこそケージが手を叩いたり圧力釜をシャーシャーやったりして喜んだでしょうね。

でもこの映像には決定的な問題があって、、、、なんとたったの3分42秒しかないんですよ。惜しい、ちょっと足りない!!なんで編集してんの?全部観たかったわあ。

・・・いや、タダ乗りはさせねえよ、ってことでしょうね。

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