ボストン交響楽団のクラスターの話、続き

ボストン交響楽団がブリテンの戦争レクイエムを3日間連続でマスクなしで演奏し、合唱団とオーケストラに31名の陽性者が出た話がありましたが、

今日はその続きの話というか、合唱団メンバーのコメントとかが掲載されているページがありましたのでご紹介いたします。

https://www.wbur.org/news/2022/04/15/tanglewood-festial-chorus-boston-symphony-orchestra-covid

このコンサートはタングルウッド音楽祭合唱団(団員数200人弱、全員アマチュア)が、コロナが始まった2020年3月以降、マスクをつけずに歌った初めてのコンサートだったそうです。結果、21人の合唱団メンバーが陽性、ボストン交響楽団メンバー10人が陽性。ほとんどの症例は軽症で、無症状の人もいたそうです(安全対策をボストン交響楽団がばっちり行ってきたことは上記のブログでもご紹介したとおりです)。

陽性者が出たと知って合唱団メンバーの一人は「大変だ、お詫び状を書かなければ」と思ったという。「みんな家に戻ってシャワーすべきと言うべきなんじゃないか」とも。

ボストン交響楽団は公演の前に数人の歌手が陽性だったことをすぐに共有しなかったそうで(陽性の歌手は歌わなかったそうですが)、これはたぶん、公演が中止になることを恐れてもみ消しに走ったのではないかと考えられますけれど、結果的にそれがより大問題に発展することとなった。ヨーロッパツアーも中止になってしまいました。

これを受けてボストン交響楽団は「マスクなしの合唱は自分たちが思っているほど安全ではない」という結論に至った。リハーサルはマスクをして行っていたが、メンバーは検査結果があまり信用できないとも感じていたし、今回のケースが他の合唱団の活動に悪い影響をもたらすのではないかと心配しているそうです。

合唱団のメンバーによる証言「自分の唾液が合唱団に飛び散ったのをはっきりと覚えている」「自分の唾液が仲間の歌手の間を飛び交って光っているのを見ました」「子音を発音する時につばが出るのは歌の性質」「マスクなしはまだ安全ではない、私たちは身をもってそれを知った」「マスク無しで歌えたのがよかった、本当にそう思いました。その結果、仲間の歌手たちがその代償を払っていることに恐ろしさを感じています。またマスク無しで歌えたらいいなと思いますし、また安全に歌えるようになったらとてもうれしいです。でも私たちは、それはまだできないということを学んだんだと思う」

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