カーネギーホールの再開、前倒し。フィラデルフィア管&ユジャ・ワン(チケット代は109万円から)

カーネギーホールは10月から再開することになっておりまして、10月9日土曜日にドイツのスターテノール歌手カウフマンとドイチュ(ピアノ)によるリサイタルで幕を開けることになっていました。実際には貸し館での公演は1日から入っているので、主催公演が9日からということだったのですけれど。

その後の主催公演も年内は小さなアンサンブルが多めだったのですが、ここへ来て突如、オープニング・ガラコンサートすなわちオーケストラ公演が10日6日にぶっこまれてきました。ヤニク・ネゼ=セガン指揮フィラデルフィア管弦楽団、ピアニストはユジャ・ワン。アメリカもワクチンバンザイという状況ではなさそうですけれど、やるのや、という前のめりのスタンスということでしょうか。

https://www.carnegiehall.org/Support/Special-Events/Opening-Night-Flow

https://www.broadwayworld.com/article/Carnegie-Hall-Opening-Night-Gala-to-Feature-Yannick-Nzet-Sguin-The-Philadelphia-Orchestra-and-Yuja-Wang-20210804

ヴァレリー・コールマン:7時の叫び声
ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第2番
イマン・ハビビ:すべての樹が語る
ベートーヴェン:交響曲第5番

お隣の州(ペンシルバニア州)のオーケストラとは言え、ニューヨークのオーケストラではないし、指揮者(カナダ人)もソリスト(中国人)もアメリカ人ではないが、ええんか。まあそういうところにこだわらないのが2021年的には正しい。ヴァレリー・コールマンはアメリカ人でイマン・ハビビはイラン系カナダ人。なおニューヨーク・フィルが再開後のカーネギーに初登場するのは年明けの1月6日。

でもちょっとまって、このコンサート、開演前のカクテルパーティーと公演後のディナーつきチケットが10,000ドル(109万円ぐらい)から1,500ドル(16.4万円ぐらい)ってえげつないですやんか。えぐい。なお通常のチケットもあって68ドル(7400円ぐらい)から225ドル(2万4000円ぐらい)みたいなんですがカーネギーホールのサイトでは見つけられなかった。完売したのかな?まだ発売前かな?

いやーでもこれ、あまりに高すぎてabcニュースなんかお値段表バグってるし(Tickets cost $10,000, $6,000, $3,00 and $1,500 for the concert and a post-concert dinner って書いてある)。ちなみに上のカーネギーホールのURLをよくよく眺めていくとウルトラ特別グループチケット8名様用(もっと格好いい名前が付いてるけど)っていうのもあって、それはなんと衝撃の20万ドル(2,190万円ぐらい)します。一晩でこんだけ散財できたらすごいわ。

ディナー会場は1931年創業の高級イタリアン、チプリアーニ42nd Streetってところだそうです。豪華や。いずれにせよどっからどうみても完璧に「ファンドレイジング」ですね。日本やヨーロッパでこの値段でやって成功するコンサートがあるかどうかは極めて疑問ですが、そこはニューヨークなんでなんかバカスカチケットが売れて早々に完売ってなことになりそうな気もする。そう、グレートなアメリカは、アゲインする(適当です)。

あとカーネギーホールからこの会場まで車で15分ぐらいかかるっぽいですが、コンサートが午後7時開演でディナーは午後8時30分からってどうなの。後半聴く気ないやろ。地図↓

それから開演前のカクテルパーティーは空気がこもりそうなロハティン・ルームっていうところでやるみたいなんです。大クラスターイベント化しないといいのですが。

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