カーネギーホール、今年10月に再開へ。一気に100%

「カーネギーホールに行くにはどうすればいいですか?」「練習、練習、練習」

※道を聞いたのにステージに立つ方法が答えで返って来た、というアメリカンジョーク

今年の10月、ニューヨークの、いや世界のクラシック音楽の殿堂、カーネギーホールが・・・・スウウウ、つ、ついに再開します!!しかもアメリカのクラシック音楽用コンサートホールの中でもおそらく先陣を切っているとのこと。昨年3月に閉鎖が始まって以来実に19ヶ月ぶりの再開、しかも10%とか50人、とかそういう「こわごわ」した感じではなく、一気に行くで100%フルスロットルや!ということのようで、非常に明るいというか頼もしい。

https://www.nytimes.com/2021/06/08/arts/music/carnegie-hall-pandemic-reopening.html

https://www.billboard.com/articles/news/9584718/carnegie-hall-to-reopen-october-2021/

さすがにフルオーケストラなど大規模なものは年明けにまわしていて、最初は小さなアンサンブルが中心。またシーズン全体の公演数も通常は150あるところ、来シーズンについては90程度に抑えられる。

https://www.carnegiehall.org/

再開一発目のコンサートはというと、10月9日土曜日、ヨナス・カウフマン(テノール)によるリサイタル。ピアノはヘルムート・ドイチュ。次が10月12日火曜日のラン・ラン(ピアノ)。バッハのゴルドベルク変奏曲だ。その次が10月19日火曜日のズラトミア・フン(チャイコフスキーコンクール2019チェロ部門優勝者)、その次11月4日のレオニダス・カヴァコス(ヴァイオリン)とユジャ・ワン(ピアノ)、次が11月5日のモディリアーニ弦楽四重奏団と続きます。

歌、ピアノ、チェロ、ヴァイオリン、弦楽四重奏。そう、確かに小編成。

なおこれはカーネギーホールの主催公演だけを取り出しているのであって、カレンダーを見ますと、これ以外に貸し館も、さすがに一気にフルフルにギチギチとは行きませんけれども、なかなかたくさん入っているように見える。一気に100%というのは、本当にワクチンなしではあり得なかったでしょう。あとはお客さまが徐々に戻って来ることを願うのみといったところと思います。素晴らしい。おめでとうおめでとうおめでとう!!

ここからは余談。

●カーネギーホールには従業員がどれぐらいいるのか。パンデミック前は350名。現在160人が削減されていて、190名(それでもめっちゃ多い!)。残った従業員も最大10%の給与カット。これから再雇用を進めるそうですが、パンデミック前には戻らないのではないか、とも。
●今回の閉鎖は130年の歴史を持つカーネギーホール史上最長となった。
●ストリーミングやオンラインレッスンを提供していたが、安定した収入源とはならなかった。
●2019-21シーズンの損失は最大で1400万ドル(15.3億円ぐらい)を見込んでいる。
●来シーズンの運営予算は9000万ドル(98.6億円ぐらい)前後。これはパンデミック前のおよそ13%低い金額だ・・・・ってどんだけ金あんねん凄すぎやろ笑うわ。

「カーネギーホールに行くにはどうすればいいですか?」「(あと少しの)辛抱、辛抱、辛抱」

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