2019年6月10日 (月) マリア・バーヨ ソプラノリサイタル第1夜

マリア・バーヨ ソプラノ・リサイタル第1夜

<スパニッシュ・ナイト>スペインの名歌曲集

スペインの至宝!ミラノ・スカラ座、ウィーン国立歌劇場、NYメトロポリタン歌劇場など、世界の一流歌劇場、コンサートホールに長年にわたり君臨するバーヨがMCSの招きで11年ぶりに来日!

新国立劇場でミミ(ラ・ボエーム)を歌い、その直後に紀尾井ホールでリサイタルをしてから11年。ついにマリア・バーヨが東京に帰ってきます!MCSは今年いよいよ日本での活動を本格化させますが、その第1弾とでもいうべき目玉コンサート!MCS日本法人の結成を祝して特別にバーヨが来日を承諾したこの公演は絶対にお見逃しなく!

日時&会場

日時:2019年6月10日 (月) 19:00開演 [18:30開場]
会場:すみだトリフォニーホール 小ホール

プログラム&料金

エドゥアルド・トルドラ
《6つの歌曲》(1940)より
〈陽気な娘〉
〈母さん、僕は瞳を見た〉
〈サン・フアン祭の明け方に〉
〈君と出会ってから〉
〈誰も幸せではあるまい〉

オスカー・エスプラ
《スペインの歌》第3巻 (1954) より〈地中海風〉
《海辺の歌曲集》(1929) より〈道〉〈小唄〉

シャビエ・モンサルバジェ
《黒人の歌曲集》(1945) より
〈ピアノの中のキューバ〉
〈ハバネラのプント〉
〈ネグリートのための子守唄〉
〈黒人の歌〉

ヘスス・ガルシア・レオス
《三部作》(1937) より
〈風をつたって〉
〈カディスからジブラルタルへ〉
〈花に、ちっちゃい花に〉

アントニ・パレラ・フォンス
《ラファエル・アルベルティによる7つの子守唄》(2005)より
〈憎まれっ子の子守唄〉
〈ヤギの子守唄〉
〈コウノトリの子守唄〉
〈黒い花の子守唄〉

アントン・ガルシア・アブリル
《アストゥリアス地方の歌》(1984)より
〈私の戸口の前に立ち止まらないで〉
《聖ヤコブ歌曲集》(1993)より
〈マリア・ソリーニャ〉
〈恋人のカンティーガ〉
〈美しきおとめは目を覚ます〉

アストル・ピアソラ
《迷える鳥たち》(1975)
《イカれた男へのバラード》(1969)

ゴンサロ・ロイグ
サルスエラ《セシリア・バルデス》より
〈ええ、わたしがセシリア・バルデスよ〉(1932)

フランシスコ・アセンホ・バルビエリ
サルスエラ《ラバピエスの理髪師》より〈パロマの歌〉(1874)

アンコール
ヒメネス:サパテアード
ファリャ:あなたの黒い瞳
チャピ:サルスエラ「セベデオの娘たち」より とらわれ人の歌

ピアノ:フリオ・アレクシス・ムニョス

全席指定:S席 8000円、A席 6000円
プレミアム席 10000円(15枚限定。終演後・楽屋での乾杯にご参加いただけます)

会場地図

すみだトリフォニーホール 小ホール
東京都墨田区錦糸1-2-3
TEL:  03-5608-5400


主催:MCSヤング・アーティスツ
協力:すみだトリフォニーホール
後援:駐日スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京

略歴

マリア・バーヨ

マリア・バーヨ / María Bayo, soprano
 バロック音楽、スペイン音楽、イタリア、フランス音楽の良き解釈者。輝かしく、クリアな声、たぐいまれな技巧、表現力、演技力などで20年以上に渡り世界最高のスペインのソプラノとして君臨している。ザルツブルク音楽祭においてモーツァルトのダ・ポンテ三部作に4年にわたり出演した唯一のスペイン人である。スペイン音楽も熱心に歌ってきており、多数のサルスエラの録音を残しているほか、忘れられた作品の発掘も熱心に行ってきた。オペラや室内楽の分野でも著名で尊敬を受ける指揮者や演出家たちと共演してきている。役の真髄を掘り起こし、その声を用いてさまざまな切り口で歌ってみせるその解釈は世界中で非常に高く評価されている。

 シノーポリ、シャイー、パッパーノ、ゼッダ、アリッツィ、コリン・デイヴィス、マゼール、ヤーコプス、ルセ、ホグウッド、ボルトン、ヘレヴェッヘなどの指揮でミラノ・スカラ座、ベルリン国立歌劇場、ハンブルク州立歌劇場、ミュンヘン、ビルバオ、ドレスデン、ブリュッセル、マドリードのテアトロ・レアルおよびテアトロ・デ・ラ・サルスエラ、ウィーン国立歌劇場、パリのバスチーユオペラ、パレ・ガルニエおよびシャトレ座、ローマ、フィレンツェなど世界最高の歌劇場で歌ってきた。

フリオ・アレクシス・ムニョス

フリオ・アレクシス・ムニョス  /Julio Alexis Muñoz, piano
 スペインのカナリア諸島出身。ラスパルマス、マドリードの音楽院で学ぶ。1986年国際メニューイン音楽アカデミーより奨学金を授与され、スイス、グシュタートにて室内楽を学ぶ。1986年ペドロ・エスピノーサコンクール第1位。1989室内楽青年音楽コンクール第2位。1991年、リスト音楽院(ブタペスト)上級大学院課程を修了。その後さらに、スペイン音楽の大家であるフェリクス・ラビージャ、ミゲルサネッティ、W. リーガーのもとで研鑽を重ねた。若くして国立マドリード音楽院のピアノ科のピアノ教授を務め、ソフィア王女音楽院では、テレサ・ベルガンサ、マヌエル・ シッドと共に指導。現在マドリード国立高等声楽学院の学長を務めている。

 また毎年夏のサンティアゴ・デ・コンポステラでの国際スペイン音楽講座では、音楽責任者としてスペインを始め世界中から集まる音楽家の教育を行っていた。声楽レパートリーの専門家としての密度の濃いレッスンは常に好評を博していた。