【公演中止】2019.10.22(tue) パウル・バドゥラ=スコダ ピアノ・リサイタル – Paul Badura-Skoda Piano Recital

【公演中止】2019年10月22日 (火祝) パウル・バドゥラ=スコダ ピアノ・リサイタル – Paul Badura-Skoda Piano Recital

92歳、ウィーンの古き良き伝統を体現する最後の巨匠が奇跡の再来日!

バドゥラ=スコダ、フリードリヒ・グルダ、そしてイェルク・デームス。この3人は戦後のウィーンに現れた超一級の若手ピアニストたちだった。「ウィーン三羽烏」と呼ばれ、世界中でそれぞれ演奏活動を繰り広げた3人だったが、2000年にグルダが、そして今年イェルク・デームスが鬼籍に入り、ウィーンの古き良き伝統を知るピアニストは、このバドゥラ=スコダただ一人となった。

バドゥラ=スコダも90歳を超しているが、いまだに精力的にコンサート活動を繰り広げている。むしろイェルク・デームス亡き後、自分がやらなければ誰がウィーンの伝統を伝えることが出来るだろうか、とますますその気力が満ち溢れている。

今回は約5年ぶりとなる来日公演だが、もちろん、いま弾きたいと思う曲だけを、弾き慣れたウィーンの楽器ベーゼンドルファーで演奏する。ウィーンの伝統を、生まれたときより1世紀近くにわたり背負ってきたその音楽に浸れる!これはただただ、歴史の力を知る至高の一日なのです!


日時:2019年10月22日 (火祝) 19:00開演 [18:30開場]
会場:ヤマハホール(銀座)

《いま最も弾きたい曲を集めた至高のドイツプログラム!》
シューベルト:楽興の時 D780 第4番、第5番、第6番
シューベルト:4つの即興曲 D899, Op.90
—–
シューマン:子供の情景
モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K.457

※曲目は予告なく変更になる場合がございます。あらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。

※本公演はパウル・バドゥラ=スコダ氏ご逝去のため中止となりました。ご逝去に関してはこちらのページもお読みください。

ちらしPDF(1.3MB)をダウンロード

Paul Badura-Skoda Piano Recital

Tue 22nd Oct, 2019 19:00
YAMAHA Hall, Tokyo

Paul Badura-Skoda, piano

PROGRAM
Schubert: Moment Musicaux D780 Nos.4,5,6
Schubert: 4 Impromptus D899
—–
Schumann: Kinderszenen, Op15
Mozart: Piano Sonata in c minor K.457

CANCELLED CONCERT

地図 / MAP


主催:MCSヤング・アーティスツ
後援:株式会社ヤマハミュージックジャパン ベーゼンドルファー・ジャパンオーストリア大使館/オーストリア文化フォーラム

Presented by MCS Young Artists

日本ツアー2019 – Japan tour

《高崎 Takasaki》10.25(金)19:00 高崎芸術劇場
《広島 Hiroshima》10.28(月)18:30 エリザベト音楽大学セシリアホール

略歴

パウル=バドゥラ・スコダ / Paul Badura-Skoda , piano

1927年ウィーン生まれ。1945年ウィーン音楽学校に入学し、2年後オーストリア音楽コンクール優勝。その後スイス・ルツェルンでエドウィン・フィッシャーのマスタークラスを受講するが、これがバドゥラ=スコダの音楽家としての基盤となる。やがてフィッシャーのアシスタントとなり、フィッシャーの死後もその伝統を引き継いでいった。

 1949年、ヴィルヘルム・フルトヴェングラーとヘルベルト・フォン・カラヤンが、バドゥラ=スコダの並外れた才能に注目し、彼をコンサートに招聘するや、まさに一夜にして世界的な大ピアニストとなった。ザルツブルク音楽祭には衝撃的なデビューを果たし、また1953年のニューヨーク・デビュー・コンサートはまたたく間に全席完売となった。彼のレコードは何年もの間、ピアニストとして発売枚数1位を保持した。

 以来、主要な各音楽祭に定期的に出演。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー、ヨーゼフ・クリップス、カール・ベーム、ハンス・クナッパーツブッシュ、ヘルマン・シェルヒェン、アルトゥール・ロジンスキー、ロリン・マゼール、ジョージ・セル、サー・チャールズ・マッケラス、サー・ゲオルグ・ショルティ、ヴァイオリニストのダヴィド・オイストラフなどと共演した。

 膨大な量の自筆譜や初版のマイクロフィルムを所持しているほか、歴史的楽器のコレクターとしても名高い。1976年、オーストリア政府より「オーストリア科学・芸術功労賞」が授与された。また1978年にはバックハウス以降初となる「ベーゼンドルファー・リング」が贈られた。