23歳にしてパリ、ノートルダム大聖堂のオルガニストに就任。2012年にはモントリオール交響楽団の名誉オルガニストにも就任したオルガンの世界的アンバサダーが奏でる壮麗なオルガンの世界
2024年のノートルダム大聖堂の再オープンを全世界が待ち望む中、オリヴィエ・ラトリー氏をお迎えします。
パリ・ノートルダム大聖堂の首席オルガニストとして、30年以上にわたってヨーロッパのオルガン界で最も注目されている人物です。
オリヴィエ・ラトリ氏は、パリのノートルダム大聖堂の大オルガンの首席オルガニストとして、30年以上にわたってヨーロッパのオルガン界で最も注目されているオルガニストです。
今回、東京・すみだトリフォニーホールのパイプオルガンで、ラトリー氏自身が当ホールのために選曲したプログラムで演奏します。
日時:2023年6月27日 (火) 19:00開演 [18:30開場]
会場: すみだトリフォニーホール
出演: オリヴィエ・ラトリー
チケット
当日券を18:00からホール入り口で販売いたします。
当日価格:3,000円
一般 2,525円(当日3,000円)
プレミアム (ラトリーのサイン色紙付き) 8,000円 (マイチケのみの取り扱い)
オリヴィエ・ラトリーから今回のプログラムに寄せて
今回私は、オルガンレパートリーの2つの異なる時期に焦点を当てたかったのです。まず、バロック時代に“大クープラン”として知られるフランソワ・クープランが 若干21歳で作曲したオルガンのためのミサ曲の抜粋と、ヨハン・セバスティアン・バッハがほぼ同じ年齢で作曲した作品を取り上げたいと考えました。彼のイタリア風の「パストラーレ」は、4楽章の協奏曲のような響きです。次に、19世紀の4人の作曲家の作品をお届けします。ドイツのリヒャルト・ワーグナーと、彼の影響を受けたフランスの作曲家たちカミーユ・サン=サーンス、セザール・フランク、シャルル=マリー・ウィドールです。
プログラム
演奏曲目
F. クープラン 《教区のためのミサ曲》より「グラン・ジュによる奉献唱」
François COUPERIN: Overtoire sur les grands jeux
J. S. バッハ パストラーレ ヘ長調 BWV 590
Johann Sebastian BACH: Pastorella, BWV 590
C. サン゠サーンス 《動物の謝肉祭》より水族館、大きな鳥籠、白鳥
(Shin-Young LEE 編曲)
Camille SAINT-SAËNS: Extraits du «Carnaval des Animaux»
— Aquarium, Volière, Cygne (Transcription by Shin-Young Lee)
C. フランク オルガンのための3つの小品より第3曲「英雄的小品」
César FRANCK: Pièce héroïque
C-M. ヴィドール オルガン交響曲第5番より第1曲 Allegro vivace
Charles-Marie WIDOR: 5th Symphonie — 1st. Allegro vivace
R. ワーグナー 歌劇《リエンツィ》より第5幕 リエンツィの祈り
「全能の父よ、見守りたまえ」(オリヴィエ・ラトリー編曲)
Richard WAGNER: «Rienzi» —Gebet des Rienzi
“Allmächt’ ger Vater, blick herab!” (Transcription by Olivier Latry)
R. ワーグナー 歌劇《ニュルンベルクのマイスタージンガー》より
第1幕への前奏曲(エドウィン・ヘンリー・ルメア編曲)
Richard WAGNER: Die Meistersinger von Nüremberg — Ouverture
(Transcription by Edwin Lemare)
O. ラトリー インプロヴィゼーション(即興)
Olivier LATRY: Improvisation
主催:一般社団法人MCSヤング・アーティスツ
共催:公益財団法人墨田区文化振興財団(すみだトリフォニーホール指定管理者)
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本
お申し込み
下記でも販売をしております。
トリフォニーホールチケットオンライン https://www.triphony.com
トリフォニーホールチケットセンター 03-5608-1212
すみだ区割(墨田区在住在勤) ※ 2,200円 (トリフォニーホールのみの取り扱い)
※ トリフォニーホールチケットセンター(電話・店頭)のみ取扱い
【お問い合わせ】MCSメールアドレス mticket@mcsya.org
会場地図
略歴
Olivier Latry オリヴィエ ・ラトリー(オルガン)
フランスのオルガニスト。オルガンの世界的アンバサダーとして知られており、世界中の一流ホールで演奏し、著名指揮者が指揮する主要オーケストラに客演。重要なレーベルに録音を残し、多数の作品の初演を果たしてきた。23歳にしてパリ、ノートルダム大聖堂のオルガニストに就任。2012年にはモントリオール交響楽団の名誉オルガニストにも就任した。世界中で最も抜きん出た、熟練の、思慮に富んだオルガニストであり、あらゆる分野を探求し、即興の分野でも卓越した才能を持つ音楽家である。
フランスのオルガン作品に強い関心を持っており、ドイツ・グラモフォンにオリヴィエ・メシアンの全オルガン作品を録音したのみならず、パリ、ロンドン、ニューヨークでリサイタルも開催した。またセザール・フランクの作品もドイツ・グラモフォンに録音。
ガストン・リテーズに学んだラトリーは、現在パリ国立高等音楽院で教えている。また世界中の数限りない賞を受賞している。2000年にはシモーヌ・デル・ドゥーカ財団賞受賞。2006年、ノース&ミッドランズ音楽学校「名誉学位」。2007年、英国王立音楽院「名誉学位」。2009年4月にアメリカ・オルガニスト協会の年間国際演奏家賞、2010年にはモントリオールのマギル大学より名誉音楽博士号を授与された。
2019年から2022年まで、アメリカのカンザス大学においてレジデント・アーティストを勤めている。