男性ソプラノ歌手がDECCAと契約、5月にファーストアルバムをリリース

みなさん、三回目のワクチン、受けてますか!!昨日の夕方モデルナしてきまして、朝からかなり熱が出ております。呆然としております。

さて、単純にデッカと契約!とだけ聞くと「ほーさよか、おめでとう頑張って!」ぐらいの生暖かい印象で終わるんですけど、上のビジュアルを見たらぶっとぶ。「男性っぽいな」。いや、男性です。

ベネズエラ出身の男性ソプラニスタ歌手サミュエル・マリーニョが名門DECCAと契約。これいかに。実に稀。極めて珍しい。日本にもソプラニスタの歌手の方がおられますけれど、ホルモンの関係とかそういうものもあると思うのですが、その絶対数はかなり少ないと思われます。

公式サイト:https://www.samuelmarino.com/

声変わり前の男子を去勢して声変わりを防いだ歌手(カストラートと言う)が法律で禁じられて以来、女性が歌うことが多くなったアリアを男性ソプラノが歌う極めて稀れな例であるとのことです。BBC Music Magazine誌によれば、サミュエル・マリーニョは10代の頃は高い声を理由にいじめられたそうですが、歌手の道を歩むことを決意。バリ国立高等音楽院で学んだ後、ザルツブルクでバーバラ・ボニーに習ったのだそうであります。

https://www.classical-music.com/news/male-soprano-samuel-marino-is-signed-to-decca-classics/

バーバラ・ボニーは、カウンターテナーでは歌えないようなモーツァルトのカストラート役をあなたならすべて歌える、と言って励ました。またカストラート役ではなくともあなたにぴったりの役もある、とも。

おおー。すごいですね。

「私がある役を歌いたいと思い、それが可能であれば、私はそれを歌います。男だから女だから、カストラートだからという理由ではありません。なので私がある日舞台でドレスを来ていたらその私を愛してほしい。別の日にジーンズとスニーカーで現れても、そんな私を愛してほしい。私は美術館の音楽ではなく、いきた音楽を作っているんです」4月22日、セント・マーティン・イン・ザ・フィールズのリサイタルでロンドンデビューを果たすとあります。

ハイヒールを履いてドレスをまとう姿、いきなりぱっと見るとぎょっとするかもしれませんし、拒否反応を示す人もいるかもしれない。でもこれは多様性。ダイバーシティ。着たけりゃ男性がドレス着たっていいじゃないっすか。いじめられたと書いてあるとおり、おそらくさまざまな苦労、心労を乗り越えて来たんだと思います。温かく迎えるべきと思います。

公式の音源:

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