指揮者グスターヴォ・ドゥダメル、パリ・オペラ座の音楽監督へ。今年8月から6年契約。

ベネズエラの星でありアメリカンドリームの体現者の一人、2009年よりロサンゼルス・フィルの音楽監督を務める指揮者グスターヴォ・ドゥダメル(40歳)が、パリ・オペラ座音楽監督に就任。ずっと囁かれていましたがついに正式に発表されました。今年の8月より6年契約だそうです。おめでとうおめでとうおめでとう!

これまで音楽監督はプレートル、ショルティ、ローター・ツァグロセク、チョン・ミョンフン、ジェームズ・コンロン、フィリップ・ジョルダンなどが務めてきました。簡単に言って「重責」なんであります。

正式発表は以下オペラ座のリリースをお読みください。

https://www.operadeparis.fr/en/news/appointment-of-music-director-gustavo-dudamel

公式ツイートも(上の画像こちらから拝借いたしました)

ドゥダメルといえば「スター」という呼び名がふさわしく、一般的な知名度も「指揮者」というジャンルにおいて高めであると思われます。そういう人がなるんだし、パリ・オペラ座もコロナ収束後に活気づくのでありましょう。

ところで、一般的には「指揮者」っていうとなんでも出来ると思いがちですが、実際にはオペラの指揮者、バレエの指揮者、シンフォニーの指揮者、といった感じに得意ジャンルが分かれます。全部オッケーっていう人はいなくて、いわゆるオーケストラのコンサートで素晴らしい手腕を発揮する人でもオペラは苦手、という人はたくさんいますし、バレエの指揮も専門家じゃないとかなり厳しい。

で、ドゥダメルはどうなのかというと、どちらかというとシンフォニーの指揮者というイメージがあって、オペラはあんまし得意ではないんではないか、とも思うんですが、オペラ座のアレクサンダー・ネーフ総裁によると「ドゥダメルのオペラのリストはかなりあるんだ」ということなのだそうです。operabaseで検索してみたところ、これまでに振っているオペラは

ジョン・アダムス:《中国のニクソン》、《 ゴスペル・アコーディング・トゥ・ジ・アザー・マリー》
バーンスタイン:《ウェスト・サイド・ストーリー》
ビゼー:《カルメン》
ドニゼッティ:《愛の妙薬》
ナッセン:《かいじゅうたちのいるところ》
モーツァルト:《コジ・ファン・トゥッテ》《ドン・ジョヴァンニ》《フィガロの結婚》
プッチーニ:《ラ・ボエーム》《トスカ》《トゥーランドット》
ヴェルディ:《アイーダ》《イル・トロヴァトーレ》《オテロ》《リゴレット》
ワーグナー:《タンホイザー》

となっております。17演目ということになりますか(オラトリオを足すともう少しリストは増えます。シューマン《楽園とペリ》とか)。多くはないけれど・・・絶無というわけでもない。

いわゆるオペラハウスの「叩き上げ」ではないので、何でも振れるし自分で各パートを自在に歌いながらリハーサル出来る、という能力は不足かも知れないが、記憶力はすごいらしいので、これから獲得していくのかも。またフランス語が出来ないことも問題になっているようですが「これから勉強するよ」と言っている。スペイン語とフランス語はそう遠い言葉ではないので、急速に獲得していくかもしれない。

うむ・・・ブエナ・スエルテ!!

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