ダン・エッティンガー、ナポリのサン・カルロ劇場音楽監督に就任(2023年1月より)

© Jürgen Artmann

東フィルとの関係で日本でも知られる指揮者、ダン・エッティンガーと言えば金髪つんつんヘアー。モヒカンというわけではなく、なんとなくツンツンしているというイメージ。勝手な印象を持って申し訳ありません。でも今また見たらやっぱりつんつんしてる。ロン毛とかパーマネントとかになってなくてよかった。

このたびダン・エッティンガー氏は2023年1月よりナポリにあります世界のオペラハウスの殿堂、サンカルロ劇場の音楽監督に就任することが決まったそうです。めでたいめでたいめでたい。

殿堂は言いすぎじゃない?と思われるかもしれませんが、サンカルロ劇場、今はいろいろあるかもしれないけれど、19世紀の半ばぐらいまではヨーロッパで最も格式の高い歌劇場だったんでありますよ。歴史はかなり古くて、1737年オープン。現役のオペラハウスとして世界最古とも言われる。この年は徳川家治が生まれた年であり(10代目。やや地味か。どちらかというとじいちゃん=吉宗の時代から重用され続けていた田沼意次の方が有名ですかね)、ミヒャエル・ハイドンが生まれた年でもある。有名なハイドンの弟ね、モーツァルトのいた頃ザルツブルクで活躍したおっちゃんな。

オペラを書きたい作曲家たちはこぞってナポリを目指したとか目指さなかったとか。ハイドンやJCバッハやグルックなんかも憧れ、興行師バルバイヤが暗躍し、ロッシーニもここでちまちま儲け、挙げ句バルバイヤの恋人を奪って逃げ出し(ひどい)、ドニゼッティが深く関わり、ヴェルディも関わった。ファリネッリなどカストラートの大スターたちも歌ってきたいにしえの輝きが、再び輝く日は来るのか、ああ、ああ(勝手に妄想に浸るやつ)

なお、サンカルロ劇場の歴代音楽監督は近年ではベルティーニ、テイト、ルイゾッティ、ヴァルチュハと来ました。名誉指揮者はメータであります。

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