ヴェネツィアよ永遠に

えらい感傷的なタイトルですね大丈夫ですか自分?

それにしてもいい写真ですね。いい写真だ。フォトショでもなんでもなく、弦楽器奏者4人がヴェネツィアの海の上で音楽を奏でたらしいんですよ、ヴァイオリンに乗って。そう、ヴァイオリンの上で。

ヴェネツィアには生涯で一度だけ行ったことがありますが、ヴィヴァルディの街、ピエタの街、海の街。そしてオペラの街。って言うことにはあまり意識を集中できてなくて「ゴンドラのるぞ」とか、「歌付きがいいな」とか、「ボッタクリレストランに入らないためにはどうすれば」とかそういうことにばかり思いを馳せていたのが恥ずかしい。ムラーノではしっかりベネチアングラスを買ったよ。知り合いの知り合いぐらいの、地元の元職人さんという人に案内してもらって、ボッタクリでないお値段で買えたのでよかったと思っています。ボッタクリボッタクリと言い過ぎで申し訳ありません。

しかしいよいよニューヨーク・タイムズ紙が取り上げるとは「ノアの箱舟」ならぬ「ノアのヴァイオリン」も出世したものだ!かつて完成のときから眺めてきた私としては嬉しくてしようがない(なんつって)。

※リンク貼り忘れてました↓(11:11追記)

https://www.nytimes.com/2021/09/19/arts/design/violin-venice-grand-canal.html

海の上で、しかもヴァイオリンの上で弦楽四重奏団が演奏する、しかも立って(ただしチェロだけはブリッジに腰掛けて)というのはとても大変なことなのではないかと思うのですが、実際インタビューによりますと、「全員、グリップ力を高めるため裸足で演奏した」とあってまずここで第一回目の爆笑が来るわけです。ドッ!!

おもろい!せやな!さすが!!揺れるもんな!落ちたら大変やし(楽器が)!

「デ・マルキ(このヴァイオリンの製作者)はヴァイオリンが傾くたび心配そうになにかをつぶやいたが、ほぼ順風満帆だった」「演奏者は立ったまま演奏したにも関わらず、音を外すことはほとんどなかった。ヴィオラの楽譜が譜面台から水面に落ちたがすぐ回収された」

なんかいろいろとシチュエーションが思い浮かんでうはははと笑う。

最後のコメントがまたふるっている「車のナンバープレートが必要だと言われた。当局はこれを何に分類していいかわからなかったのだ。しかし交通警察は、あれはいかだではなくヴァイオリンだと反対した。最終的には市当局が解決してくれた」

無茶苦茶すぎてもう爆笑に次ぐ爆笑。さすがイターリア!ヴィヴァ・イターリア!ヴィヴァルディよ永遠に!!(もちろん演奏されたのはヴィヴァルディの《四季》ほか)

ところでヴィヴァルディやピエタにまつわる『ピエタ』というずばりそのもののタイトルのこの小説、1ヶ月ぐらい前に読んだんですが、最後のあたりわりかし感動して涙がビュワッと出たのでみなさまにもおすすめしたい。

5 3 votes
この記事の評価
guest
1 コメント
古い順
新着順 高評価順
Inline Feedbacks
View all comments
角英史

私もヴェネツィアに2001年に新婚旅行で立ち寄りました。この時はフェニーチェ歌劇場が火災の後の修復作業中でした。工事のためのフェンスがあって、歌劇場は見えませんでした。