ステージに上がる恐怖と戦う

私は人一倍緊張するタイプで、ステージではマッツァオな顔をしてピアノを弾いていた記憶があります。夢では「練習していない曲をステージ上で弾いている」という恐怖を体験したことが何度もあります。しかし実際のところみなさんステージの恐怖とどう戦っているのしょう。

https://www.thestrad.com/improve-your-playing/performance-anxiety-fighting-stage-demons/14001.article

緊張しすぎて頭が真っ白になる瞬間ほど怖いものはない。私は大学の試験で最初の音がわからず1分ぐらい固まったという最悪の体験があります。「えーっと・・・・左手・・・・どこだっけ?」D♭のオクターブかB♭なのか?で悩み抜いたのは今は昔。もう透明な思い出になっている(なおこれだけでどの曲か言い当てられる人がいたら賞金として1000万ペリカを差し上げたい)

そこにあったのは「絶望に継ぐ絶望&絶望」でした。しょうがない、どうにでもなれ、えい!と手を出したらちゃんと正しいところ(B♭)に手が出て、ここだ、と安心したのであります(しかし最終的にはその後のフーガで撃沈するのですが)。練習たくさんして、よかった。

舞台に上がる恐怖をどうやったら克服できるのか。究極的には「克服できない」だと思うんですけれど、ある程度は和らげることが出来るかもしれない。古来いろいろな方法が試みられてきたと思うんです。

私も舞台袖にいた人間なので、いろいろな演奏家たちの様々な姿を見てきました。

深呼吸をする
大声を出す
お決まりの呪文のような言葉を吐く
体を大きく動かす
背中を叩いてもらう
大丈夫だよと周りの人に慰めてもらう
ひたすらジョークを披露する
タバコを吸う
大量にカフェインを摂取する
一日ほぼ何も食べない
瞑想する
部屋を暗くしてギリギリまで寝る
アルコールに溺れる
緊張?なにそれおいしいの?

本当にひとそれぞれだと思うんですよ。楽屋に呼びに行ったらペーパーバックの本を読んでリラックスしてた人もいるし。いずれにせよ人間だから失敗はつきものであるということはおぼえておいた方がいいです。誰だってミスはある。忘れることはある。あのルービンシュタインだってボロボロになったことがある。

そうなんだよ、大事故が起こるとその後も動揺してもう一回事故が起こるんですよ・・・。なので失敗するかもと萎縮するよりも、失敗はつきものなんで失敗したらどう復帰させるか、ということも頭に入れて本番に臨むといいと思うんですよね。どうすれば失敗しても立て直せるか。失敗しても立ち直れる、と思うことで少しは気持ちが楽になるかもしれない(ならなかったらごめん)。

大学生だった私の場合フーガで撃沈してぐしゃぐしゃになったんですぐさま2小節前に戻って弾き直しましたけど、もちろん審査員全員にはバレましたが、客席の人たちの50%ぐらいにはバレなかっただろうと今では思っています(演奏後に楽屋で大暴れしたことは内緒にしておきたい)。

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