故アレクサンドル・ヴェデルニコフの後任に女性指揮者が就任(史上初)

ロシアにおけるクラシック音楽のメッカと言えばモスクワとサンクトペテルブルク。モスクワが今の首都、サンクトペテルブルクはかつての首都。それでは本日のウォーミングアップクイズ!プライベートジェットとつまようじを駆使し世界を飛び回る大スター指揮者がいるのはどちらでしょうか。モスクワ!まちがい!!

サンクトペテルブルクにはゲルギエフが率いるマリインスキー劇場のほかにミハイロフスキー劇場というのもありまして、こちらはマールイ劇場とかレニングラード国立歌劇場とかよばれてきました。レニングラード国立バレエというのもここのことを指します。この劇場が完成したのは1833年とかなり古いんですよ。天保の大飢饉がはじまった年です。ブラームスが生まれた年だよ。っていえばその歴史の長さがより具体性を帯びますでしょうか。ゲルギエフが将来活躍することになる劇場すなわちマリインスキー劇場が出来たのは1860年なんで、それよりずっと古い。

なお1833年といえば、ロシアの作曲家ボロディンが生まれた年でもあります。ブラームスとボロディンは同い年だよ!ちなみに「ロシアにおけるクラシック音楽の父」とでも言うべきグリンカが1804年生まれだから、グリンカはこの劇場のピッカピカの状態を知っていたであらう。

さうだ、ミハイロフスキヰへ、行かう!

さて、この劇場の音楽監督を務めていたのが日本でもよく知られていた指揮者がアレクサンドル・ヴェデルニコフ。昨年コロナでお亡くなりになり、日本でも追悼の言葉が続々&コロナやっぱりこわい、気をつけよう、という意識も高まったかと思います。

そしてこのたび、ヴェデルニコフの後任としてAlevtina Ioffeさん(41)が音楽監督に就任いたしましたああ!!!

https://mikhailovsky.ru/en/press/news/ioffe_is_appointed_as_the_musical_director/

大問題だ。名前、読めないわ。アレフティナ・ヨッフェかな。ピアニストのディーナ・ヨッフェはJoffeとかYoffeとスペリングしてますがIoffeも同じ感じの読み方なのかな?・・・そもそもですよ、キリル文字をアファベットに変えるのはいろいろあるから、いろいろあるんだよ。私の名前である「ごろう」だってGoroだと大きく発音が違うからGoloにしてみたり、Gorouと書いてみたり、Golaudにしてもいい、いろいろ出来るんだ。やったね!!

ヨッフェ氏はモスクワ生まれ。モスクワ音楽院でポンキンに師事。サンフランシスコ・オペラではドナルド・ランニクルズのアシスタント。2008年から11年までダンチェンコ劇場の指揮者。ベルリン・ドイツ・オペラでは白鳥の湖を指揮。ナタリア・サッツ子供劇場の首席指揮者も10年務めている経験から、新しい、若い聴衆を育てるという意味でも期待されている。

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だるぺん

上掲の劇場HPのロシア語ページではАлевтина Иоффеとなっていますので、「ありぃえーふてぃな」or「ありぇふてぃーな」or「あーりぇふてぃな」×「いーあっふぇ」or「いおーっふぇ」のうちのいずれかといういところでしょうか(「ふ」は「ぶ」かな?)。ロシア語はアクセントの有無で発音と長音短音が変わるのとeの発音が「ぃえ」となったりならなかったりするのでやっかいですよね。